ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油の仕入先確保・相場観

2006年02月01日 10時12分11秒 | Weblog
最近、クライアント(雪ん子の使用ユーザー様)から「灯油の仕入先を紹介してください」という要望が多発中です。現在私は石油業界をビジネスフィールドとしてはいますが流通には無関係なのです。

しかし、私がもともと石油の流通畑に関係していた事をご存知の方が多数いてこのようなご要望が多くなっているのでしょう。

逆に、大手企業からは、「優秀な灯油の販売先を紹介してください」と依頼される事もあります。さすがに、現在の状況で即時調達や出荷対応はどうなるか判りませんが要望が多い事は事実です。

こんな時節に、急に言われても困りますが・・、つい昔の習性で不足しているものを探したり、世話好きな癖が出てしまいそうです。

今年の春頃、需給が安定したら改めて『縁談』をまとめてあげたいクライアントが数社あります。

灯油という商品は、SSにおいてはフィールド外で販売される事が多いため「系列商標権」に抵触しないということやホームセンターなどの販売ですでにブランド力がなくなったことも、灯油の系列外流通の活発化、自社ブランド(PB)灯油が伸びている要因でもあるようです。

どうやら、灯油販売力のある業者が安定的な供給先を確保するためには、「複数仕入れ」は前提となってきたようです。今後この傾向はさらに進行するでしょう。

石油先物市場で、灯油価格に「リスクヘッジ」を掛けることなども工夫されています。
たしかに、相場リスクはありますが、自社で「ある程度」の販売力があればリスクも軽減できるわけですから、灯油の相場観も「頭の体操です」とおっしゃる経営者の方もいらっしゃいます。

今年は、灯油で儲けて、さらに、灯油相場で利益を出したようですからたいしたものです。

うらやましいお話です。

灯油引き売り業者の危機感

2006年02月01日 09時27分45秒 | Weblog

 灯油の「引き売り業者」にとって、最近全国各地で住民からの騒音クレーム問題が噴出中です。これは、「引き売り」業者にとっては死活問題ともなりかねないので頭を痛めています。

ところで、引き売り業者の流す音楽やオルゴール、アナウンスもいろいろで「2チャンネル」などでもいくつか話題になっているようですね。

地域によっては、警察にも注意されているようです。

一般的には、アナウンスによる発声が消費者にとって抵抗があるようです。
「毎度ありがとうございます。○○の灯油です。本日は18リッター、○○○○円の販売となっています。ポリ缶を持ってお出かけください」などと大ボリュームで叫んでいるのは一般的ですが最も評判が悪いようです。

オルゴールなどの方が抵抗は少ないようです。
調べてみたら、代表的なのは、
1. 雪やコンコン
2. 雪の降る夜は楽しいペチカ・・・
3. 垣根の垣根の曲がり角・・・
など、やはり冬の音楽が多いのです。

それよりも、玉不足で最近巡回しなくなったエリアの消費者から巡回車が来ないで困っているという灯油の注文メールが当社へ届くようになりました。

関西地区やら全国各地からそのようなメールが来ます。どうやら当社が灯油販売業者であると勘違いしている消費者の方がいらっしゃるようで困惑しています。

「竿竹屋」、「ちり紙交換」などをはじめ、いろいろな業種があるわけですが、どうも巡回引き売りというのはビジネスフォームとしてはイメージが悪いようですね。 

店舗を構えて客を待つスタイルのプライドの高いSS経営者にとっては「引き売り」はビジネスフォームとして低次元のように感じられるようです。実際、季節スタッフでガラの悪い人もいるのが実情のようですから仕方がないのかもしれません。

やはり、「コールセンター」を創設してのスマートなビジネス展開をお勧めします。定期配送により固定化しますし、商売そのものが最も安定する事も魅力です。

サオダケ屋の小話をひとつ

「あ、お母さん・・、キンタマのない人がサオダケを売っているよ!!」
「エエッ??????」、、、  
「だって、サオだけって言ってるよ」 
 おあとがよろしいようで・・・ 失礼しました。

石油業界システムの格差

2006年02月01日 09時09分29秒 | Weblog
石油業界システムの情報処理は一段と格差がついて進化しています。
元売系システムもご承知のようにシェルはITOPからクラフト系へエネオスはガーデンSS系など・・・、各系列ごとにウィンドウズ系の情報端末が中心となっています。各元売とも受発注システムなどによる基幹系業務統合(ERP)構築も進んでいます。

日本の現状では独立系業者が使用するPOS(自社コン)ではコ○タとか、シャープ、NECインフロンティア(旧日通工)などもありますが基本的にはあくまでも「売上計上・請求書発行システム」であって多様な経営情報管理をはじめとする複雑な流通管理や機動的なデータ処理対応ができていないのが実情でしょう。

特に、「会計システム連動」や「直売部門」、「灯油外販」、「潤滑油」などをはじめとする管理や他のシステムとの連動を前提とした場合には、SS店頭処理を前提とする汎用システムでは機動力が発揮できません。

さりとて、米国のジョバーのように自主開発には莫大な開発経費が掛かります。
その辺のシステムの課題をどうするかもリテール業界の課題となりつつあるようです。

石油業界のそんな課題を解決するのが、我々の石油専用ソリューションです。