花*花・Flora

野の花・山の花・外来植物・果実や種子などなど、観察したことを気ままに綴るBlogです。 

ヒナノハイゴケ(クチベニゴケ) (ヒナノハイゴケ科)

2011年03月10日 | コケ植物



近くの公園の少し日蔭に生えているクスノキの樹皮には、ノキシノブや小さなコケがたくさん着生しています。

思いっきり近づいて見ると、雌苞葉に埋もれたをたくさん出しています。 葉は密に着いていて中肋はなく、先は白い透明尖となっています。



歯や口環が赤っぽい色でよく目立つことから、クチベニゴケ(口紅苔)の別名があるヒナノハイゴケのようです。



ヒナノハイゴケ属には、「歯には密にパピラがある」という特徴がありますので、顕微鏡で観察しますと、



確かに歯にはびっしりとパピラが見られましたので、ヒナノハイゴケに間違いないようです。