ハコベの仲間の花びらは5枚ですが、基部近くまで2裂しているので10枚あるように見えるのが特徴です。
雄しべの葯は裂ける前は、とってもきれいな赤紫色をしています(右側の花がそうです)。
花は夕方になると閉じて、また翌日花を開きます。 このとき雄しべは中央によってきて、雌しべの柱頭に花粉をつけてしまう自家受粉(同花受粉)を行います。
生き残るためには、自分の花粉でもいいから確実に種子をつくってしまおうという方法だそうです。
でも雄しべのつけねからは蜜を出していて(丸く写っていますが見えるでしょうか)、昆虫を呼び寄せて、花粉を運んでもらう他家受粉の仕組みもちゃ~んともっているんですよ。