幽玄、玄妙な味とはこれことかななんて思ってしまう。
魚沼の山菜を語るのに欠かせない、「木の芽」が伸び始めました。
魚沼で言う「木の芽」とは、ミツバアケビの新芽、徒長枝のこと。
不思議なのですが、同じ雪国でも外の地方では苦みが強くて食べられないとも聞く。
紫色の小さな花が「ミツバアケビ」の花です。
順調に受粉して育つと、秋には甘いアケビの実を付けてくれます。
我が家の山の畑の崖際にたくさんの蔓がコブシの木に絡みついている。
後方の「コナラ」の大木は、いつもウグイスが来て、縄張り宣言で鳴き声を上げるポイント。
ウズラの生卵を載せて「巣ごもり」なんて洒落て言うこともあります。
今回は生卵に醤油を入れてかき回して掛けました。柔らかくほんのりとした苦みが病みつきに。
気温が上がり始めた今が旬ですね。更に気温が上がると緑色が薄くなり、苦みも増す。
雪が完全に消えて、青葉が茂り待ちに待った雪国の春が恵む春の味です。冷酒が似合うかな。
アケビの芽を食べるという習慣は田舎でもなかったので食べたことがありません。ウチの藪庭にはアケビの木がありますのでちょっと味を見るのもいいかも。ちょっとしかないのでどうかな。旬の味ですね。
田舎の弟に用事で電話をしたらもう田植えの最盛期だとか。昔より1ヶ月も早いかも。機械なので昔の手植えの時のように大きくなった苗ではなくて稚苗とか幼苗とか小さい苗を植えるらしいです。こちら群馬では麦が終って片づけてからですからまだまだです。遅いところは7月に植えています。麦は隣町にあるサントリーの契約栽培がほとんどらしく麦畑がずっと広がっていますね。
食べる習慣がないという事はきっと苦みが強すぎて食べられないのではないかと思います。
連休といえば、昔は水田の準備、耕起が盛んだったように思うのですが今年は静かです。
稲作も時期的な関係が随分昔とは違って来たように思えますね。