広域農道を山の畑へと向かって走り、道路が斜面を 登り終え、平たんな畑に着くと芍薬の花が目に飛び込む。
出荷する芍薬の花は、蕾の状態で切り取られるのだが、ここの芍薬は球根の育成用で、そのために咲かせている。
もう少し天候が良かったら、後方の越後三山もくっきり見えるのだが、残念ながら曇天の下。
昨日も午後からのさつま芋植えに、ミラーレス一眼を持参したけれど、条件は変わらずシャッターは切らなかった。
球根育成のために、色々な種類の芍薬が植えられている。
開花時期も一様では無くて、まだこんな蕾状態から花弁が散る寸前のものまで多種多様。
後方に「権現堂山」を入れて写してみました。
広域農道はこの芍薬畑の向こう側の右手から登ってこの畑に到着します。
「こんなところに美女に立ってもらったら絵になるよね」とスベルべママ。
「美女ならばいるじゃない」と、軽口を叩きながらスベルべママの後ろ姿を入れてみた。
「楊貴妃」なんて名前の黄色の芍薬さえありました。
そこで思い出したのが『小野小町か楊貴妃かクレオパトラがおらがかか』と言う川柳。
二人でしばし誰も居なくなった芍薬畑を見させて頂き、夕食準備のために家路についた。
芍薬と言うと、昨年亡くなられた滝沢種苗のおじいちゃんを思い出す。
おじいさん「滝沢久寛」氏が創り出した芍薬『滝の装い』を思い出します。
見たことも無かった花と全体の立ち姿とバランスが取れた名品で、地域の花卉農家をずいぶん助けたと言います。
「切り花」にしないから・・・お花見が出来る~いいですねえ。
これはしばらく楽しめるぞと内心大喜びでミラーレス一眼カメラを持参。
背景の越後三山がはっきりと見えるタイミングを狙っていました。
ところがところが、なんと昨日は作業員の女性たちがせっせと花をもぎ取っていました。
哀れ、色々な花は大きなビニール袋に詰められ、何個も積み重ねられていたのでした。
苗を太らせているのでは?
球根は間違いですね、種球と言ったら良いのか株と呼んだら良いのか、
見た目は太い根の塊です。
苗と言うと、普通地上部の事を言うかと思いますから、根の育成でしょうか。
ま、それを苗と呼ぶならば苗ですけれどもね、コメントにはお名前をください。