畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載169「アケビの中身は熊の食べ物」(その1終わり)

2018-09-08 08:24:27 | 山菜

         アケビの中身は熊の食べ物(その2終わり)

 さて、アケビの準備が出来たら、次に詰め物の支度にかかる。

そう、皮の食べ方は、詰め物をして焼いて食べるのだ。

タマネギ、ニンジン、ピーマンなどをみじん切りにし、ひき肉を入れる。

市販で良いからシメジも刻んで入れたらやや、野趣がアップするでしょう。

刻んだ具を油で炒め、味噌で味を付けます。


 この炒め上がった具を、空のアケビの皮に詰めます。

そして、フライパンに油を少し引き、炒め始める。

炒めるとアケビの口が開いて折角の具がこぼれおちる事もあるので、

それを防ぐために木綿糸でグルグルと巻きあげる。

木綿糸は焦げて切れて外れる事も有るし、焦げなかったらキッチンハサミで切ったら宜しい。


 両面を焼いて、焦げ目がついたら、フライパンに鍋の蓋をして蒸し焼きにする。

鍋の蓋を取って、アケビにやや透明感が出てきたら完成です。


 焼き上がったアケビは、そのままパクリと食べても良いし、丁寧に包丁で切り分けても良し。

そして、肉味噌と柔らかくなったアケビの皮を箸で混ぜ合わせて食べるもこれまた良し。

ほろ苦さを感じさせ、大人の味とも言えるアケビの皮は酒に良し、

ご飯のおかずに良しの秋の味だ。

             (終わり)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋野菜の種を蒔き続けて(その2終わり)

2018-09-08 04:15:55 | 

 畑初デビューの娘婿も仕事の呑み込みが早く、種蒔きはほとんど任せています。

優しい?舅たるスベルべは専ら経験の必要な畝つくりを担当し、汗を流しています。

 

  例年よりもたくさん作ったジャガイモの後作ですから面積も広い。

そして、猛暑のために種蒔きを諦めざるを得なかったニンジン畑がここに加わります。

 

  そのために、例年品薄でレストラン関係に迷惑を掛けている野菜を主体にたっぷりと。

人気の赤い大根「紅くるり」と「ビタミン大根」も、もうこれでもかと言うほど蒔いていますよ。

 

  あまり沢山の種を蒔き続け、効率が良すぎて文字通りの種切れに。

慌てて、昼寝もせずに種の購入に走り回ったり、ネットで注文したり。

 おっと、写真と関係のない話になりましたね。

隣の「イチカラ畑」の蕎麦も順調に育ち花盛りを迎えつつあります。

 

  日が沈みます。

二人でこの日も精一杯頑張りました。

 

 最後の散水を終えると一日の作業の終わり。

汗びしょで帰宅し、シャワーで汗を流して夕食です。先ずは二人でビールで乾杯。

 「美味しいですねー」「うーん、五臓六腑に染み渡るってこれかな」なんて。

力一杯働き、汗を流してこその美味しいビールと食事です。あ~あ、幸せなひと時(笑)

                (終わり)

            

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする