アケビの中身は熊の食べ物(その2終わり)
さて、アケビの準備が出来たら、次に詰め物の支度にかかる。
そう、皮の食べ方は、詰め物をして焼いて食べるのだ。
タマネギ、ニンジン、ピーマンなどをみじん切りにし、ひき肉を入れる。
市販で良いからシメジも刻んで入れたらやや、野趣がアップするでしょう。
刻んだ具を油で炒め、味噌で味を付けます。
この炒め上がった具を、空のアケビの皮に詰めます。
そして、フライパンに油を少し引き、炒め始める。
炒めるとアケビの口が開いて折角の具がこぼれおちる事もあるので、
それを防ぐために木綿糸でグルグルと巻きあげる。
木綿糸は焦げて切れて外れる事も有るし、焦げなかったらキッチンハサミで切ったら宜しい。
両面を焼いて、焦げ目がついたら、フライパンに鍋の蓋をして蒸し焼きにする。
鍋の蓋を取って、アケビにやや透明感が出てきたら完成です。
焼き上がったアケビは、そのままパクリと食べても良いし、丁寧に包丁で切り分けても良し。
そして、肉味噌と柔らかくなったアケビの皮を箸で混ぜ合わせて食べるもこれまた良し。
ほろ苦さを感じさせ、大人の味とも言えるアケビの皮は酒に良し、
ご飯のおかずに良しの秋の味だ。
(終わり)
中身は大好きです。上品な甘さは最高!ということは熊の仲間なのか?
そしてね、この甘い中身でジャムを作ると最高って話も聞きました。
春のほろ苦い新芽「木の芽」と言い、結構役立つ山菜ですね。
熊の仲間って、ずいぶん可愛い熊さんだなー(大笑)。
本当に乙な味、大人の味って感じですよね。
いや、肉味噌も美味しくて子供が苦みを覚えるには最適かも。
「ゴーヤ釜」ですか。うーん、娘は輪切りにして肉詰めにして出してくれましたよ。