畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

初春山!(その10終わり)

2013-03-11 11:52:04 | 山菜

 下りの農道ももうすぐ終わります。
杉木立の日陰になる部分は雪が柔らかなので再びスノーシューを履きました。


 農道の脇には、こんな春が見える。
気温の上昇で雪が溶けだし、つららになっているのです。


 越後野ウサギの足跡です。
さて、ウサちゃんははたしてどちらから、どちらへ。
 

 養鯉池の窪みに、タヌキたちが餌を探して降りた足跡が、
土に汚れて点々と見えます。


 さて、軽トラを停めた場所に近づいてきました。
そろそろマックスにもリードを着けましょうか。


 イヌワシか何かの猛禽類に襲われたのか、獣の毛皮が散乱しています。


 「マックス!行くなよー!」冬の山は動物たちも生き抜くための必死の戦いが有るのです。

 さて、あまりにも初春山が嬉しくて、10回にも分けて連載させていただきました。
皆さんも、お気に入りになられたら、何時でもガイドを務めさせていただきますよ。

 但し、天候の条件次第ですから天気予報をご覧になって、翌日が快晴のような場合がベストです。
凍み渡りが不可能でも、スノーシューやノルディックスキーを履いてもOKですよ。

                      (終わります)
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山菜畑が顔を出す

2013-03-11 04:19:54 | 山菜

 気温の上昇につれ、斜面の雪が崩れ落ち、茶色の山肌が顔を出す。
全層雪崩が、雪のみでは留まらず、土をも共に巻き込んで落ちてしまう。

 こんな繰り返しが、山肌を常に剥き出しのような状態にさせている。
そして、崩れ落ちた雪と土は、深い沢を半分以上も埋め尽くしているのです。

 右のやや浅い沢の上の広がりは山独活の群生するところ。
でも、近づくにはルートを知らないと危なくて行けない。
一つ間違うと行き場を失ってしまい、無事に帰る事もおぼつかない状況になる。 


 どうやら、大切な山独活とゼンマイの根が崩れ落ちたようだ。
何の植物も無い、岩肌が剥き出しになってしまっているようにも見える。

 左の尾根の上は中越地震で崩れ落ち、何年たっても草一本生えてこない。
いや、生えても砂岩で有る尾根は毎年少しずつ繰り返して落ちていると言うことだろう。
昔は尾根伝いに上まで登ることが出来たのに、今はそれも不可能になっている。

 あの、山頂直下の急斜面にも山独活と太いゼンマイの根が有る。
私の他はほとんど人は登らず、でも、カモシカの足跡だけは必ず有るところなのです。

 何十年も毎年登っていると、ルートも全て分かりそして、山独活、ゼンマイの根も全て分かる。
危険と隣り合わせの場所だけれども、そんなところにこそ太いゼンマイが出るのです。


 目を右手に転ずると、我が家の畑の下が見える。
そこは先日の初春山の際に、我が家とそして「農天市場」の建物を見下ろした場所になる。

 我が家の畑の直下も山独活とゼンマイの宝庫。
今年もそこはやはり、土も崩れ落ちてしまっているようにも見える。

 雪が消えたら(40日位後の事になるか)一番に行ってみよう。
でも、尾根や山の端の雪が崩れ落ちない限り近づけない。
あの、垂れ下がって見える雪の塊が落ちたらブロック雪崩となり下敷きになったら無事には済まない。

 昨日からまた雪が少し降っている。
溶け始めた雪の上に積り、また春を少しだけ遠ざけたようです。
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