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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

復興!ここから第一歩が始まる!

2011-10-15 21:06:54 | 

 こんな状況が一昨日まで続いていました。


 採り残した野菜や、雑草が繁茂し、一見ただの荒れた畑でした。


 一昨日になってようやく、ゴミ片づけに手が入りました。
業者が四人態勢で、2トンダンプカー2台と共にやってきたのです。


 ゴミの集積作業のため、茄子、オクラなどを取り去ると、
改めて、漂着ごみの多さに驚きます。


 有りがたい事に、畑の表面に張ったマルチシートを傷つけないようにと、
片付け、集積は全て手作業の人海戦術となっています。


 作業1日目の一昨日だけで2トンダンプカーで7台分が運び出されました。
昨日はお休みで、今日は再び朝から着手で、午後の2時までで一応終了となりました。

 今日の搬出量は定かではないけれど、4台以上有ったでしょう。
合計2トンダンプカーで11台以上は有ったものと思われます。
「一人でやったら、1ケ月では終わらなかったなー」とは担当した作業員の言葉。
いやー、軽トラでの搬出だったら、それ以上、2か月もかかったのではなかろうか。
いずれにせよ、農天市場の畑はこれで水害からの一応の復旧を見たのです。

 さて、明日は長岡の防災公園で開催される「えんえんマーケット」に、軽トラに焼き芋釜を載せて参加します。
よって、こちらの農天市場はスベルべママ一人での営業です。
皆様の優しいお気持ちを、長岡の「えんえんマーケット」と、「農天市場」に頂きたいものです。
「農天市場」もスベルべママが意地で売りつくそうときっと安売りするはずですから、御期待ですよ(笑)。
コメント (3)
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赤い蕎麦の花

2011-10-15 04:00:44 | 風景

 山の畑仕事の終わりに、マックスと散歩に出て、
赤い蕎麦の花を見つけました。


 二、三坪の小さな蕎麦畑は東京は国立の蕎麦屋Nさんが、
写真撮影用に大きな「タラの木」畑の片隅を借りうけて作っています。

 雄大な越後三山をバックに、手前に傍の花を入れ写真を撮りたかったとか。
蕎麦屋さんの品書きの下地に使うのだそうです。

 向こうに霞んではいますが越後三山が見えます。小さな蕎麦畑と山の位置関係が分かります。
十月四日の朝には初雪で白くなっていた、三山の山頂もその初雪が溶けて久しくなります。
おっと、マックスのお尻が片隅に入っていましたね。


 Nさんと知り合って何年になるのかなー。
畑仕事をしている私のところに、畑の間に大型ワンボックスカーを入れることを、
断わりに来たのが最初の出会いだった。

 その頃は風景の手前に配置するために、ワンボックスカーには、
蕎麦の花を咲かせたプランターをいくつも載せていました。
その後、この借地の地主を紹介したりして、そのお礼にと自作の素敵な湯呑を五個、
しかも、新茶とセットで頂いて感激したものでした。


 雪の早い当地はかなり前の時期に稲刈りは終わっています。
水害なんて、その痕跡も微塵も見せない、いつもの村里の風景です。

 何事も無いように見える水田の風景だけれども、
さすがに、濁流に洗われ、泥の入った田は収量が落ちたようです。
場所によっては、三、四割の減。濁流の浸入地点ではゼロのところも有りました。

 JAの「農済」と言う共済制度が有るのだけれど、実際に適用を受けた人の話を聞くと、
全ての損害の補てんには至らなかった模様です。

 何回も繰り返すけれども、今回の水害被害なんて本来、国が補償すべきもの。
だって、洪水時には浸水することを想定しながら、長い間堤防の延伸工事を怠っていたのですから。

 その昔は領主のお殿様の年貢に泣かされ、その後は大地主の年貢に泣かされ、
今は国に泣かされる。いつも弱い立場の農民ですね。

 昔は、と、言ってもバブルの頃なんだけれども、農産物なんて自由化による輸入で賄い、
小さな、我が国の農地なんて、全て宅地や、工業団地に転用。 
なんて声高に言った、政治家や評論家と称する人々が多く存在した。

 農業を衰退させることは、国の力を衰退させるって事。
そんな風に刈り取りの終わった風景を見て考えました。
自国で、自国民の食べ物を賄えないなんて、一種の後進国じゃないのかなー。
コメント (8)
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