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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

北信を行き当たりばったりの旅で(その5ナウマン象)

2024-11-16 05:52:24 | お出かけ
 一茶記念館の次は、またパンフレットを見て決めてカーナビを設定。
結構山間の細い道だったけれども、徐々に開け着いたのは「ナウマン象博物館」です。

 可愛いイラストの看板が出迎えてくれました。
オートバイのツーリングで、野尻湖畔を走ったことはあるが、ここは初めての見物。

 可愛い塑像のナウマンゾウのミニチュアです。
3万年以上前にいたらしい。これは5分1の模型で、実際は全長が6mもあったらしい。

 館内に入ると、実物大の迫力ある模型があります。
このほかにもこの地方で、同時期に生息していたという大きなヘラジカの模型もあります。

 ナウマン象の化石が発掘された、野尻湖全体のジオラマです。
今回、この博物館を訪れて初めて知ったのは、古代人がナウマン象を狩りの対象にしていたこと。
 余談ですが、野尻湖畔を一周するコースは15㎞だといいます。
我が家には「野尻湖畔一周マラソン女子の部優勝」なんて表彰状が残っている。
なんと、その昔ノルディックスキーをやっていたスベルベママは夏季トレーニングの一環として出場して1位になったらしい。
            (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その4古民具)

2024-11-15 06:12:57 | お出かけ
 一茶記念館には、渡り廊下でつながれた民具館もありました。
見覚えのあるような、懐かしさを感じさせるような民具が所狭しと並びます。

 養蚕に使った道具類です。特にスベルベママには懐かしかったらしい。
我が家も当然のこととして、養蚕はしていたらしい。スベルベの記憶には全く無いのは、既にやめていたからでしょう。

 暖房器具類や、厨房・台所の品々です。
行火(あんか)や火鉢類も似たようなものが数多く置かれていました。

 懐かしい、積雪期の藁製品の履物や、スゲ細工の蓑も懐かしい。
雪を踏みつけて道を作ったかんじきもあります。魚沼地方とは形が異なります。

 右の木製スコップとも呼んでよい「こしき」(こすきとも)も懐かしい。
北信、基本的には雪深く、スベルベが暮らす魚沼と似たような暮らしだったのですね。

 やや近代的な趣ながら囲炉裏も再現されている。
石臼が手前にあり、回すための棒まで上に添えられていました。
 幼いころに、石臼を回す手伝いというか、紐をつけて引っ張った記憶も。
魚沼にも、合併前の町村ごとに民具は残されていたようだが、これほど大量、体系的ではないですね。
               (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その3一茶の世界)

2024-11-14 04:24:12 | お出かけ
 記念館の中の資料は俳句のみならず、系譜まで詳しく紹介されていました。
52歳で初婚。24歳下の女性を迎えてからも苦難の暮らしは続いたようです。

 受付で礼を述べて退出しようとすると、裏にはお墓や俳諧寺もあるという。
受付近くのドアを開けて表に出ると、なるほどで石碑や俳諧寺が見えました。

 俳諧寺って初めて知りましたが、一茶が本尊とは驚きです。
銅像の一茶さんも苦笑いと言ったところでは。近くには小林家のお墓もあります。

 こんな石碑がいくつもあり、初めて知る句もありました。
俳句に親しんだ亡父はともかくとして、俳句には疎いスベルベで恥じ入るばかり。


 これも石碑の一つです。
「初夢に故郷を見て涙かな」江戸にも何回も出て、あちらでも名を成した一茶さんです。

 ここが俳諧寺の内部です。天井にも俳句などがびっしりと書かれている。
そのほかにも賛額と言うのだったかな、句会で読まれた俳句の額が飾られていました。
 一茶さんは裏のお話でも有名ですが、さすがにそんなお話は館内でも説明は無し。
興味のある方は、ご自分でお調べください。ただし、驚いて腰を抜かさぬように。
             (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その2一茶を訪ねる)

2024-11-13 05:26:33 | お出かけ
 館内は一部を除いて撮影は許可されていました。
先ずは、小林一茶ご本人に登場してもらいましょうか。木彫の一茶さんです。

 小林一茶が生まれた柏原宿のジオラマです。
街道沿いの道や、それに沿った家並み。そして広がる水田などが分かります。

 これは拓本でしょうか。大きな一幅です。

 何かで紹介されて、見たことのあるような古い掛け軸です。

 俳句の背景を見るような、写真とその俳句です。

 優しい人柄というか、蛙や雀を詠んだ句が多いことでも知られています。
しかし、彼の一生は苦難に満ちたものでもあったようです。両親の死後の弟との財産分与争い。
 そして、50歳を過ぎて初めての結婚し、子供にも恵まれたがその子は夭折。
その上、妻にも先立たれるという悲劇的な人生の週末だったそうです。そんな中から生まれた俳句だったらしい。
           (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その1)

2024-11-12 20:43:54 | お出かけ
 思ってもいなかった旅が、旅が実現。「北信の旅」です。
長野県北部の北信濃とも呼ばれ地域は略称「北信」。先ずは飯山市の人形館からです。

 こんな感じの内部ですが、当然ながら館内は撮影禁止。
撮影スポットが設置されていて、二人で並び受付の女性から敦てもらったけれど、写真省略。

 実物大というか、実際の人形よりも大きな模型。
こんな表情や、所作が特徴ですが作者、高橋まゆみさんの義父母がモデルだとか。

 なんと、生き生きとした表情と所作でしょうか。
人形の制作過程なども、ビデオで見られて納得しました。時には涙がこぼれちゃう。

 さて、タイトルに入れたように「行き当たりばったりの旅」です。
宿だけは予約していましたが、二人での自由気ままな旅。人形館はスベルベママの思い付き。
 そして、次は思いついたスベルベが提案して、小林一茶の記念館を訪れることに。
ネットとカーナビを駆使したら、思い付きの旅も良いもので、旅先を探しては走り続けます。
           (続く)
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