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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

イノシシが五頭一気に獲れる(その2)

2025-01-16 05:23:00 | 自然
  仕留めてから2時間は経っていないでしょう。
無念の表情にも見えなくはない。雌雄で群れは作らないというのだが・・・。

 しかし、どう見てもこの150キロを超える巨体の雄がボスらしい。
雪国で生きる知恵で、群れを作らなければ生きにくいという事なのだろうか。

 驚いたのは、この行動の形跡です。
上の杉林から、一気に沢に向かって降りてきています。この上には集落もあります。

 あの、巨体の雄が先頭で深い雪を掻きわけて沢を目指したらしい。
移動した跡は、深い溝を掘ったかのようにも見える。深さは50cmは有るでしょうか。

 最後は、沢の川の中へと続く移動した跡です。
いくらあの巨体でも、深い雪の中でエサを探すのは簡単ではない。
 イノシシは雑食性と言われ、小動物から植物性の食べ物まで何でも食べるという。
射止めてすくぐに解体を始めた猟師さんは、内臓には川のコケ類があったと言いました。
            (続く)
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イノシシ五頭が一気に獲れる(その1)

2025-01-15 09:16:02 | 自然
 昼食後の昼寝が、スマホの着信音で目覚めさせられました。
「イノシシの大物が獲れたが、大きすぎて動かせない。手伝いを頼む」という内容。

 3人掛かりで、河畔から上の道に引き上げようとしていましたが、3人では動かない。
なにしろ、最も大きい雄は、150kgを越えようかという大物でしたから、無理もない。

 当歳子と思われる二頭はすでに、軽トラの場所まで搬出済み。
中くらいの一頭は、川岸から斜面を引き上げて水田と思われる平地に有る。

 最も大きな雄が150kg超と見えると言うから、次の一頭は100kg超か。
その二頭の引き上げには苦労する。ロープを二本掛けてそれぞれ二人で引き上げる。

 しかも、雪の上で滑りやすいように、大きなビニールを掛けての仕事。
休憩を交えながらも、四人でようやく引き上げたけれど、さすがに150kgは重い。
            (続く)
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あの頃の雪は

2025-01-11 04:04:50 | 自然
 年を追うに従い、降雪量は少なくなっています。
これは、20年前の風景。中越地震が発生した冬は雪の量も多かった。

 この雪の溝のように見えるのは歩道です。
歩道除雪が間に合わず、右の雪の山は車道と歩道を隔てる縁石の上の雪です。

 これは、同じ中越地震が発生した翌年の1月でしょうか。
当時、スベルベは集落の農家組合長。この建物の管理をする責任者でした。
 内部が壊れてしまい、使える状態ではなくて、つぶれても仕方ないと思っていた。
ところが、雪国の建物は柱も太くて、つぶれない。電力会社から電線が切れると要請があり、雪を下した。

 そして、この2、3年後から一人暮らしの高齢者の家の屋根雪下ろしをするようになった。
しかも、2軒を引き受けていたから、スベルベも若かったですね。一人で2軒は辛かった。

 一人で上がった家の屋根からみた風景です。1mにも近づく積雪量ですね。
あのころでも、一人で屋根雪下ろしをする人は少なかった。周りの住民に随分心配されたものでした。
 それでも、今のように命綱をつけろとかとうるさくは無かった時代。
古希を迎えるまで、頑張りぬきました。よくぞ落ちずにやっていたものですね。
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嵐の前の静けさか

2025-01-10 08:48:05 | 自然
 青空が見えて、冬とは思えないような一日になった。
雑用を済ませてから、ノルディックスキーを履いて今冬二回目の雪上散歩です。

 ヤマウルシかハゼノキでしょうか。小さな実がたくさんついています。
小鳥たちには、格好の餌場と見えて何羽もの小鳥たちが集まりだしました。

 鳥に対する知識はそれほどでも無いスベルベにも何種類かは分かります。
ヤマガラにシジュウカラ。そしてもう一つ小柄に見えるのはコガラかなヒガラかな。

 動物たちもつかの間の晴れに、餌を探しているかのような足跡を残す。
判別できるだけでも、タヌキ、そして野ウサギですね。山には想像を超える数の動物がいる。

 望遠レンズに換えて我が集落と、その向こうの山の上の村を写す。
山で見た小動物たちも、餌を求めて家の方向へと向かっている足跡を残しています。
 西高東低の典型的な冬型の気圧配置も、東に向かって変わっていく。
西の高気圧が移動し、日本列島を覆うとこんな晴れになるけれど、次はまた西高東低の冬型に戻ります。
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ハヤブサとキツネと

2025-01-08 04:22:39 | 自然
 跨線橋を超えた山の奥には先行者のスノーシューの足跡がありました。
スベルベのスキーのシュプールと並んでいますが、遠い山を越えている。
こんな長い距離を距離を歩くのは、山の会の先輩に違いない。後で聞いてみましょう。

 鉄道のコンクリート製電柱の上に一羽の鳥が停まっている。
小型の猛禽類のようだから、ハヤブサかな。獲物を狙っているのでしょうか。

 そのハヤブサかと思える鳥を見ていると、下方に狐の姿。
スベルベの姿に気付き、走りながら去ろうとしていた。結構早い足取りです。

 スベルベの視線から遠ざかり、山の方向に帰ろうと思った様子。
でも、どうしたことか大急ぎで引き返してくる。線路下の水路が邪魔したらしい。

 水路が雪で隠れている場所まで戻り、水路を越え線路を越えて山に入った。
山の杉林に入ると、安心したかのようにゆっくりと、周囲を見回しながら姿を消しました。
自然を大好きなスベルベは、野ウサギ、タヌキの足跡に加え、こんな生き物に会い、嬉しい散歩になりました。
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