喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

見上げたら

2006-03-17 21:49:52 | 日々のこと
 見上げたら、月。
 見下ろしたら、足。
 見渡したら、町。
 見極めたい事、沢山。
 最近、そんな生活である。
 月と向き合うと、月と私と二人きりのような感覚になる。
 それから、月も私も一人きりだと思い直す。
 それだから、私は月が大好きなのだ。

誰しも分かっているのだ

2006-03-17 00:02:55 | 日々のこと
 稽古、稽古、ホン書き、色々。
 誰かと会ったり、笑い合ったり、話し合ったりの毎日。
 以前、東京タワーのてっぺんから下を歩いている人間を見たことがある。
 豆粒よりもっとずっと小さくて、だけどちゃんと動いていた。
 どんな大志を抱いていても、どんなくだらないことで悩んでいてもタワーのてっぺんから見れば皆、あれに違いない。
 だから、自分の速度で動いていけば良いのだろう。
 そうなのだろう。分かっている。
 だけど相変わらず、小さい喜びや悲しみに動かされる毎日は、続く。