喫茶店。資料を読みながらホンの事をぼんやり考えていたら、子ども連れのママが実母に熱く語っていたのだ。彼女の問題提起はこうだ。「○○ちゃん(子どもの名)の鼻が丸いのは絶対親戚の△△おばさんに似たからだわぁ。私には全然似とらんもぉん」「○○ちゃんは父親に似て歯並びが良くて良かったぁ。私は歯並び悪いもぉん。お母さんさぁ、私も小さい頃に歯列矯正してくれれば良かったのに!恥ずかしくて思い切り笑えんもぉん!」。これを、神田うのが大声で少しツンとしながら話しているのを想像して頂ければ、ほぼ間違いはない。とにかく息子の顔の事を気にしているようでいて、実は自分の顔が一番気になる今日のママなのでした(今日のわんこ風)。あまりにも耳に飛び込んできたので、なんとかお顔を拝見しようと思ったが、凝視する勇気はなかった。ただひとつママに忠告。声のボリュームは調節しよう。じゃないと、みんながママの歯並びに注目しちゃうぜ。
ようやく。ちまちまと書き進めている『インナースペース・パラドックス・コンプレックス』。書き出してちょっとだけ楽しくなってきた。また、かなり違ったテイストになりそうです。劇団でやっているものとも、今まで他に書いてきたものとも違う感覚。一人芝居だからなのか、今の気分がそうさせるのか。もともと少しだけ、演出さんと方向性を話しているのだが、それでも思っていたより激しくなりそうな予感。臆せず、慎重に大胆に掘り進めてみようかと思います。書いていて、女に生まれてきた事を喜ばしく思ったり。