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現象世界は非実在である。・・・ しかし実は視えない「神の国」である。

2021-01-11 11:53:58 | 日記
現象世界は非実在である。
しかし実は視えない「神の国」である。
このことに関する道元の記述がある。

(正法眼蔵を読む 夢中説夢の巻  谷口清超)
<明々百草>
 この「夢中説夢」の場所が、実は仏祖の国土だ。それが仏祖の道場である。この仏の国、仏の法座、祖師の説法法座は、悟りの中での悟りであり「夢中説夢」である。ところがこのような素晴らしい説法にあい乍ら、そのことを知らぬものであるから、仏の説法など聞いたことがないなどと言う。こんなことでは駄目だ。実は仏が法輪を転じておられる。ところがこの法輪は凡ゆる所に充満しているから、大海となり深山幽谷となり、国土となり諸仏となって現成する。これ即ち夢以前の実相の「夢中説夢」である。凡ゆる現象界は全てこれ夢だ。これを「明々なる百草」と言う。眼前に明らかにあるように見えているところの諸々の現象だ。人々はそれを掴まえて色々迷ったり、疑ったり争ったりしている。これは夢だ。夢を夢見る中で、草が草を説く。これをいろいろ分析して、根や草や枝葉や華や果実を学習するが、しかしこれらは共に大夢である。この夢は吾々が普通見ているあの漠然とした夢のことではない。現象という意味であるから、誤って理解してはならないのである。


潜在意識は吾等の人体の無意識的な生理活動を行い護ってくれているが、いったん危急あれば直ちに安全のために意識的注意の戸口を開いてくれるのである。

2021-01-11 10:50:39 | 日記
要約します。
・「超個性的」は人体の生理作用を支配するところの無意識活動のうちに見出されるところのものである。
・この心のはたらきは特に必要のない要素は静かに吾等の意識的注意の外にそらしてしまう。
・しかしいったん危急あれば潜在意識は直ちに意識的注意の戸口を開いて、吾等を眠りから醒ますのである
(心と運命 谷口雅春)
【他方に於いて吾々各自は「超個性的」として類別せらるべき心の活動を備えている。それは吾々が呼吸や、血液の循環や、新細胞の形成や、それからまた死滅細胞を、肉体の気孔、腎臓、その他から放出する排泄作用などを支配するところの無意識活動のうちに見出されるところのものである。それは吾々が眠っているうちにも醒めていて、吾々の耳元に「張り番」をしながら、或る音を耳に入らせ、或る音を耳に入らせないところの心の一面である。時計の静かなるチクタクの響き、窓ガラスに触れる風の囁き、家人の聞き慣れた寝息の声…これらをこの心のはたらきは静かに風の囁き、家人の聞き慣れた寝息の声・・・これらをこの心のはたらきは静かに吾等の意識的注意の外にそらしてしまう。併し盗賊が窓をこじあけようとする物音、子供が水を呉れと呼ぶ声に対しては、この潜在意識は直ちに意識的注意の戸口を開いて、吾等を眠りから醒ますのである。】

潜在意識層という「心の沃度」に吾等は熱望と目的観念との種子を撒き散らす。すると此れらの観念は根をおろして生長し、目的となり計画となり具体化するのである。

2021-01-11 10:38:45 | 日記
潜在意識の働きについて書いてあるので、
はじめに要約する。
・潜在意識は、耳なしに聴き、且つ眼(まなこ)なしに見得る心である。
・通信せんとする事項は、何等機械的媒介なしに潜在意識より潜在意識へと伝えられるのである。
・ひとたび潜在意識の記憶の倉庫内に入れられた一切の事物は、現在意識の識域上に顔を出さないにしても失われずに貯えられているのである。
・直覚作用が吾等に与えられ、吾等の注意の上に登録されるのも、この心の潜在意識層を通じて出である。
この潜在意識層に吾等は熱望と目的観念との種子をまき散らす。
・すると此の「心の沃土」に此れらの観念は根をおろして生長し、目的となり計画となり具体化するのである。
・自己表現の想いはやがてついに彫琢された美しき形式となって、完成したる「観念」が生れ出でる。
(心と運命 谷口雅春)
【この心は、種々の心霊的実験によって最近豊富に証明されつつあるところの、耳なしに聴き、且つ眼(まなこ)なしに見得る心である。通信せんとする事項は、「思念移送」、「遠感術」(テレパシー)として知られている過程によって、何等機械的媒介なしに潜在意識より潜在意識へと伝えられるのである。ひとたび潜在意識の記憶の倉庫内に入れられた一切の事物は、たとい再び現在意識の識域上に顔を出さないにしても決して失われずに貯えられているのである。直覚作用が吾等に与えられ、吾等の注意の上に登録されるのも、この心の潜在意識層を通じてである。この潜在意識層に吾等は熱望と目的観念との種子を撒き散らす。するとこの「心の沃度」に此れらの観念は根をおろして生長し、目的となり計画となり具体化するのである。斯様にして天才は美しき形式に自己を表現せんと欲して、内なる心の静かなる水面に夢の影を宿すのである。やがてついに彫琢された美しき形式となって、完成したる「観念」が生れ出でる。】