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現在意識を「全一」なる「心」から個的に分離しているものと考えてはならないのである。何故なら客観を対象とする機能は、潜在意識の中に潜んでいるからである。

2021-01-10 10:43:08 | 日記
はじめに大事なことを書いて見ると、
「現在意識を「全一」なる「心」から個的に分離しているものと考えてはならないのである。何故なら客観を対象とする機能は、潜在意識の中に潜んでいるからである。」
ということである。
次に要点をまとめるが、
この大事な点を踏まえての要点となる。
・吾々が現在意識を発達させることが出来るのは、あらかじめそれが潜在意識中に潜勢的に横たわっていたからである。
・然らば個性的「自我」とは吾々個性的霊が、形式的顕現となって現れ出たところのものを云うのであり、「他」から離れているものとしての「自我」の意識である。
・それは選択し意欲する個体であると自覚する程度に於いて、「他我」及び「他人」から自己を区別するところの「自我」であり、「意識」である。
・他から区別するために現在意識が発達したとしても、「全一」なる「心」と分離したものと考えてはならないのである。
(心と運命 谷口雅春)
【併したとい現在意識なるものが、客観世界に対する必要によって、発達せるものであるにしても、吾等は決してそれを個体が有するところの「全一」なる「心」から分離しているものと考えてはならないのである。何故なら客観を対象とする機能は、潜在意識の中に潜んでいるからである。そして吾等がそれを兎も角も発達させることが出来るのは、あらかじめ其処に既にそれが潜勢的に横たわっていたからである。然らば個性的「自我」とは単に吾々の各々が‟それ”である所の個性的霊が、形式的顕現となって現れ出たところのものを云うのである。それは「他我」及び「他人」から離れているものとしての自我の意識である。即ちそれは各個の自我が各々独立せる自我として、選択し意欲する個体であると自覚する程度に於いて、「他我」及び「他人」から自己を区別するところの「自我」であり、「意識」である。】

人間は個性的に働く心(現在意識)と超個性的に働く心(潜在意識)をもっている。赤ん坊は潜在意識のみだが小児になると心の個性化に伴い現在意識が発達する。

2021-01-10 10:16:16 | 日記
要約します。
・吾々各人は二様に・・・即ち個性的に、而して又超個性的に・・・はたらくところの心をもっている。それは現在意識と潜在意識である。
・現在意識は欲する目的物を選択し、計画し、それが為さんと欲するところのものを決意する心である。
・心の非個性的方面を指して屡々潜在意識と呼ぶのである。
・赤ん坊は潜在意識のみに支配されるが、小児になると心の個性化を必要とし、現在意識を発達させ始める。
・現在意識は潜在意識から発達した心の一面である。
(心と運命 谷口雅春)
【吾々各人は二様に・・・即ち個性的に、而して又超個性的に・・・はたらくところの心をもっている。個性的の心は吾々の充分熟知するところである。それは欲する目的物を選択し、計画し、それが為さんと欲するところのものを決意する。それは目的観念を把持して一意それを完成せんと固執する。個体に於いては、此の心の様相を称して屡々現在意識と呼び、他方、心の非個性的方面を指して屡々潜在意識と呼ぶのである。現在意識は吾々がそれを個体の場合に於いて知るが如く、主として客観的環境に接触せんがために発達したる心の一面である。赤ん坊は実際上潜在意識のみに支配される者として生れる。即ち意識的方面や選択なしに生活するのである。併しながらやがて小児が環境に対して、反応的活動を起こし始めるや否や、彼は人生の不慮の推移に応ぜんがために、心の個性化を必要とする。彼はこれを伸展させる。】
【この意識は吾等が計画し、はたらき、労苦するところの活発なる人生の交渉に於いて、何人もよく熟知するところの心である。】