新約聖書「ルカによる福音書」
２４章 エマオで現われる
２４章 エマオで現われる
３５ 二人も、道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。
ホルムスは予期に充ちた信仰の態度を把持することが、
心の基本的態度であると云うのである。
それは聖書の一節を音誦することとか、
詩篇の気に入った聖句を
口ずさむことである。
吾々日本人の場合は
聖経『甘露の法雨』を読誦するとか、
生命の実相を読むとかすれば、
同様と考えられる。
あと大事なことは
真理を本当と信じ、
実現を期待することなのだ。
（心と運命 谷口雅春）
【それ故に吾々にとって執るべき最初の一歩は、予期に充ちた信仰の態度を心に把持することなのである。
が、吾々は自己の態度を音誦や黙念で述べても好い・・・これは吾々の信念を高めて呉れるからだ。此れは心を堅固に保って呉れる。これは心象又は観念を明瞭に維持して呉れる。これは吾等の信仰を確実にして呉れる。自分自身の歓びを魂に吹き込む歌うたいの人のように、吾等は次のように言うべきである・・・「歓び勇め、万事に善き方向に出て来つつあるのだ」と。耶蘇も亦「歓び勇め、汝の信仰汝を救えり。平安（やす）きに入れ」と言い給うたのである。真理を叙述することは、吾等がそれを曲げて形式に嵌めた場合の他は（この場合はその力の大部分をうしなう）吾等の信仰及び、予期を強めるものである。】
真理の言葉に伴う（含まれる）「感情」が創造の原動力であるというのである。
ホルムスは良い言葉、真理の言葉が人を救うというのである。
言葉に伴う「感情」が創造の原動力であるというのである。
・言葉は心の内奥に、それに相応ずる感情を作り出すように出来ているものである。
・心の内部にそれに応ずる感情を創造し得る限りに於いて、それは創造的価値を有するのである。
・言葉を述べる目的は、吾等を自由ならしむる真理を吾等に実現せしむるものでなくてはならない。
（心と運命 谷口雅春）
【言葉は心の内奥に、それに相応ずる感情を作り出すように出来ているものである。若しそれが出来ないならば、それは何の価値もないのである。心の内部にそれに応ずる感情を創造し得る限りに於いて、それは創造的価値を有するのである。と云うのは、言葉は殆ど異例なく「感情」を誘起するからである・・・されば吾等は徒（あだ）なる言葉を使うことを慎まねばならない。言葉を述べる目的は、吾等を自由ならしむる真理を吾等に実現せしむるものでなくてはならない。】