今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

長野の日、オリンピックメモリアルデー

2006-02-07 | 記念日
今日(2月7日)は「長野の日、オリンピックメモリアルデー」
日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会が1998(平成10)年に制定。長野冬季オリンピックの開会式が行われた日。
自然との共生を広く世界に呼び掛けた長野冬季オリンピックの精神を永遠に伝え、自然・環境との関わりを考える日。
20世紀最後となる第18回オリンピック冬季大会は、1998(平成10)年2月7日から2月22日まで長野市とその周辺で、72の国と地域、4638人の選手団・役員を迎えて、開催された。オリンピック冬季大会としては、1972年の札幌に次いで26年ぶり、長野市は北緯36度38分で冬のオリンピックとしては史上、最も南の地での開催となった。参加国・参加人員とも史上最多。さらに、カーリングやスノーボード、女子アイスホッケーが正式種目となり、前回のリレハンメル大会より、1競技7種目も増えた7競技68種目の実施、商業オリンピックになって以来の肥大化を受け継ぐような大会であった。大会直前まで、自然保護か、競技性重視かでもめていた滑降のスタート地点引き上げ問題も、両者の主張の中間点を取るような形で解決。そして、スタート。
長野オリンピックの開会式は、2月7日午前11時から長野オリンピックスタジアムで行われた。善光寺の鐘を合図にスタートした。長野県下の諏訪地方に伝わる伝統行事・御柱の建御柱、続く寒い中での大相撲の土俵入りでは、横綱曙が土俵入り、観客席からは「よいしょ!」の大きなかけ声が飛んだ。厳粛で勇壮なセレモニーが続いた後のおとぎ話の世界は、森山良子と子供たちが共演した。そして、ギリシャを先頭にアルファベット順に選手が入場。最後の日本選手団は、県民歌「信濃の国」に合わせて入場した。斉藤英四郎大会組織委員会会長のあいさつ、サマランチIOC会長のあいさつの後、天皇陛下が開会を宣言。オリンピック旗の入場は、往年の冬季オリンピックの名選手8人が登場した。雅楽による国歌演奏の後、伊藤みどりによって聖火が点火された。公式イメージソングは、杏里の「SHARE 瞳の中のヒーロー」。
閉会式のフィナーレ曲は「WAになっておどろう」。開会式のクライマックスは、長野県県民文化会館と世界5大陸(北京・ベルリン・ケープタウン・ニューヨーク・シドニー)から衛星中継による第九第4楽章を演奏・合唱した。指揮は小澤征爾が行った。さらに演奏終了後には航空自衛隊のブルーインパルスが会場上空で展示飛行を行い開会式に花を添えた。
大会では、懸念されていた気象問題も、滑降とスーパー回転では予定道りの悪天候による順延が続いたが、一日に2種目を行う力業で日程を消化して間に合わせた。大会を盛り上げる日本勢の活躍も、モーグルで里谷多英が予想外の優勝。ジャンプ・ラージヒルでの舟木和喜の金、原田雅彦の銅メダル獲得と続く。そして、真打ともいえる大会11日目、17日のジャンプ団体では、前回のリレハンメルでは、つかみかけていた金メダルを最終ジャンパー原田の失敗で逃がしていた苦い経験がある。この長野の大会でも原田の1本目は烈しい降雪のために飛距離を伸ばせなかった。だが、2本目には、4選手が完全なジャンプをして逆転優勝。その後も、スピードスケート男子500mで金メダル、男子1000mで銅メダルを獲得した清水宏保選手ほか、西谷岳文、 植松仁、などが活躍し、金5、銀1、銅4と言う成果を残した。又、余り注目されていなかった競技でも、女子バイアスロンでは15キロで高橋涼子6位、男子クロスカントリーでもリレーで史上初の入賞となる7位など健闘があった。
この長野オリンピックでは、勿論、メーンの競技で多くの感動を与えてもらったが、演出面も見のがせない。私には、開会式、閉会式での「子供たちの参加」が印象的であった。開会式で歌い踊り、『雪ん子』を演じた子供たち。雪ミノをすっぽりとかぶった子供たちが、長野県大岡村に伝わる大きな「神面装飾道祖神」と一緒に登場。雪ミノ姿の子供たちがまるで絵本から飛び出してきたようで、会場は暖かい雰囲気に包まれた。子供たちがステージ上で雪ミノを脱ぎ捨てると、参加国の国旗をイメージしたデザインのカラフルな衣装に早変わり。森山良子と一緒にピースアピールソング 『明日こそ、子供たちが・・』を歌い踊る様子は、とても感動的であった。
♪:いつの日出逢える 苦しみのりこえて
          貧しさひもじさ 遠くなるその日を
          作るのは誰?・・歌おうこの願い・・・・
          いつの日出逢える 明るいあしたに
          世界を光でつつむのは子供たち・・;♪
雪ん子の中には目の見えない子もいた。サマランチIOC会長の閉会宣言は、「アリガトウナガノ、サヨナラニッポン」と日本語で締めくくった。聖火の納火の後、杏里と子供たちが会場と全員で「ふるさと」を合唱した。合唱後、司会の萩本欽一が「私たちのふるさとは」と大きな声で観客に問いかけると、会場からは「地球!!」と叫んだ。フィナーレは、花火5000発と「WAになっておどろう~イレアイエ~」の大合唱で締めくくった。「WAになっておどろう」は、NHKの「みんなのうた」でも、歌われてたね~。このころ私は九州で仕事をしており、1人住まいをしていた。夕方、食事の頃・・・と言っても私は、毎日お酒がご飯であるが・・いつも、NHKのこの曲を聴きながら一緒になって歌っていたよ。いい歌だった。この長野の冬季オリンピックの総合演出は劇団四季の浅利慶太が担当してたのだね~。さすがだったよ。
あれから8年、今年(2006年)も、いよいよ、2月10日~26日の17日間 、 イタリア・トリノ で、 第20回オリンピック冬季競技大会が行われる。日本もスピードスケートやモーグルなど世界でもトップクラスの実力を持つ選手が多く、メダルが期待される。フィギュアの荒川静香や安藤美姫、スピードスケートの岡崎朋美、モーグルの上村愛子、伊藤みき、畑中みゆき、里谷など、夏のオリンピック同様、冬季でも女子選手に頑張って欲しいが・・。それにしても、現地では、雪が降らず、人口雪の中での競技になるというが・・・。
以下では、懐かしい長野冬季オリンピック公式ソングや閉会式のフィナーレ曲が聴けるよ。
MIDI:長野冬季五輪公式ソング「SHARE 瞳の中のヒーロー」
閉会式のフィナーレ曲「WAになっておどろう」
(画像は、「フリースタイル女子モーグル」で優勝の里谷。アサヒクロニクル・週刊20世紀より)
参考:
長野オリンピック - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF
1998長野(とれたて長野通信)
http://www.joc.or.jp/past_games/nagano/main.html
JOC - トリノ2006
http://www.joc.or.jp/torino/
asahi.com :出場選手 - トリノ五輪
http://www2.asahi.com/torino2006/player/player.html


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