五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

走るカップヌードル

2015年10月15日 | ミニカー
ミレニアムを控えた2000年のル・マン24時間レースに出走し総合8位に入ったパノスLMP-1ロードスターです。

パノスというのはアメリカのスポーツカー・メーカーで、1997年にGTカーのクラスに初参戦、翌1998年には7位に入賞しています。
このときのドライバーの一人が、先日アストン・マーティンDBR9のブログでご紹介したデビッド・ブラバムさんです。

このパノス、レーシングカーの流行に逆らってフロントにエンジンを置いた特異なスタイルで注目を浴びました。
写真を見ればわかりますが、運転手の背中はほとんど後輪の上あたりにある感じで、さぞ運転しずらいのではないかと思いますが、1999年にもLMPクラスに替えオープン・タイプになったクルマが総合7位を獲得します。
ちなみに、このときのドライバーにもデビッド・ブラバムさんでした。

そして迎えた2000年、これまでのワークスチームとは別に、ル・マンの中継を行っていた日本のテレビ朝日が2台のロードスターをエントリーしました。


名付けて「TV Asahi Team Dragon」。
スポンサーの日清食品のカップ・ヌードルを大胆にあしらったデザインは秀逸ですね。

ドライバーは22号車が土屋圭市、近藤真彦(「マッチでーす!」)、飯田章、23号車が鈴木利男、影山正彦、影山正美という早々たるメンバーでした。
結果は23号車が総合6位、写真の22号車が総合8位と大健闘しました。
付け加えておくとワークス・チームのパノスは、総合5位と健闘しました。



パノスはその後もル・マンに挑戦し続けますが、新興著しいアウディなどに押され、あまり芳しい成績は残せなかったようです。
2005年あたりからはまたGTカータイプのクルマに戻ってしまいました。

このパノス、あまりに特異なスタイル(「変態的」という人もいます)のため、私の収集対象からは外れていたのですが、今回ひょんなことからカップ・ヌードルのデザインが目に留まり、1台入手してみました。

モデルはイクソ製、1/43スケール。

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