五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

服装や態度で22人が不合格-神奈川県立高

2008年10月30日 | 日々のつれづれに
神奈川県のある県立高校で、入学試験時の態度が悪かったり、服装などに問題がある受験生を、筆記試験などでは合格圏内にあったにもかかわらず不合格にした、ということで、ここの校長が陳謝し(最新の報道では更迭され)たとの記事がありました。

確かに神奈川県の(そして他の県でも)選考基準には上記のような「見た目」は含まれていないかもしれませんが、そうした合否判定を行おうとした学校側の気持ちはよくわかりますね。
できることなら、「わが校は、入学試験時の服装や態度の悪い生徒の入学を取り消すこともある」と堂々と事前に明らかにしておくべきでしたね。

教育委員会では、希望者に対して入学や編入などの対応を検討しているとのことですが、果たして希望する生徒が現れるのかどうか。

四国の旅(3)

2008年10月13日 | 日々のつれづれに
さて、四国旅行3日目は、道後温泉からスタートします。この日、温泉の近在では大きなお祭りが朝早くから行われていて、時間さえあれば少し見ていきたかったのですが、帰りの飛行機の都合もあるので、ホテル内でお土産を買ってすぐにレンタカーに乗り込みました。
ちなみに宿泊したホテルは「ホテル椿館本館」、豪壮な外観もさることながら少しレトロな感じの内装が明治時代の雰囲気を感じさせてくれます。着いたときに荷物を受け取る係りだった女子従業員の矢絣の着物と、酒井法子似の笑顔が印象的でした。

昨日走って来た松山自動車道を逆に高松方面に向かいます。3日間とも感じたのは、四国の山の多さ、運転手以外はどうしても睡魔に勝てません。
高松道を善通寺ICで下りて琴平へ。いわずと知れた金毘羅さんに上ってみることに。
参道の客引き(血相を変えてクルマを自分のところに呼び込もうとします。少し怖い)をかわしながら、階段のすぐ下まで到着。「虎屋」という古い旅館の手前にあるうどんやさんに駐車させてもらうことにして、そこで杖を借りて(杖は必須です!)、いざ786段の階段に挑戦しました。昨日と違い、あまり暑くなく上るには絶好の天気ではないかと思います。



階段を上がりかけるときに左右のお店の人がうちわを貸してくれます。安易に借りると、帰りがけに「何かお土産を買ってください」と言われるのでそのつもりで。
苦しいのは最初の数百段。慣れない筋肉を使うからで、最初は少しゆっくりと上り始めるのがいいでしょう。同じ石段でも、身延山の石段は一段一段の高さがむやみと高く、上るのに難渋しますが、その点、金毘羅さんの石段はそれほどでもなく、途中に平坦な場所もあるので、慣れてくれば快調なペースで登ることができます。

平日だったので上る人はあまり多くなく、自分のペースで登ることができます。大門のところの「五人百姓」(何かいわれがあるのでしょうが、ろくに調べもせずに素通りしてしまいました)のところで飴をもらい、旭社を抜けるといよいよ本堂手前の最後の階段。一直線の階段で結構つらいですが、ここまで来てそうも言っていられないのでがんばって上りきりましょう。



目指す本殿に到着。境内からの眺めは格別です。すっきりと晴れていれば、はるか遠く本四架橋も見ることができるとか。残念ながらこの日の景色の方はイマイチでした。

写真を撮った後は、本殿の社務所で記念のお守りを買って、スタートしたうどん屋まで一気に下ります。気をつけないと膝が踊りだすはめになります。途中の土産物屋さんでお土産を買うと、重い荷物を持ったまま下りることになるので、できるだけ下ったところで買うほうがいいかな。

うどん屋さんで杖を返してぶっ掛けうどんを食べました(コシのある美味しいうどん。うどんのお土産を買う人はここで買いこみます)、少しアルコールも補給して、金毘羅参りは終わりました。
と同時に私たちの四国旅行も終わり、高松空港からジェット機で羽田へとひとっ飛び。あわただしい3日間が終わりました。山梨に帰る皆を羽田で見送って、モノレール・JRと乗り継いで帰ってきました。

今度皆と出かけるのはいつの日になることでしょうか。

四国の旅(2)

2008年10月11日 | 日々のつれづれに
高知の夜はなんと言っても皿鉢料理。カツオのたたき(今は戻り鰹のシーズン)を中心にイセエビや刺身、鮎の塩焼き、貝や寿司などを大きな皿に盛った料理です。
カツオのたたきはどっさりと別の大皿に盛られて供されましたが、さすがにそんなに食べれない。

料理もさることながら、一緒に飲むお酒のまた美味しいこと!「生中」で乾杯した後は、地元の銘酒(坂本龍馬ゆかりの「船中八策」がすっきりしていておすすめです)や焼酎(高知は焼酎も有名なんですね)を飲みながらいただきました。仲居さんに色々料理の説明をしてもらいながらですから箸がすすみます。



散々料理をいただいた後は、「べく杯」というサカズキを使った「べろべろ」という遊びを教えてもらいました。
写真にあるとおり、「おかめ」の小さな杯、穴が開いていて一度注いだら飲み干すまで下に置けない「ひょっとこ」の杯、それに鼻の部分までお酒の入る「天狗」の杯があります。
それらの絵の描いてあるコマのようなものを回しながら「べろべろの神様は正直な神様よ、○○○な方へとおもむきゃれ♪」と歌い、コマの軸が指し示した人が、絵に書いてある杯でお酒を飲むというものです。○○○はてきとうに「スケベ」とか「のん兵衛」とかにします。

おかめは全然問題なし、ひょっとこもまあまあいけますが、天狗は少ししんどい。これを何度も続けて当たると、さすがにふらふらになります。

このほかに、中に一つ「当たり」を作った人数分の杯を伏せておいて、順番に開けていって当たった人が開いた分だけお酒を飲む、というロシアンルーレットのような遊びもあり、私はこれに何度か当たったもので最後は文字通りべろべろになりました。(酒屋さんのねらいにまんまとはめられた気がしないでもありませんが)

実はこの遊び、翌日の道後温泉に泊まったときもやりましたが、盛り上がりはイマイチでした。遊びなれた土佐の仲居さんがいればこその遊びなのかもしれません。



翌日は宿から車を走らせて桂浜に向かいました。桂浜を見下ろす小高いところに有名な坂本龍馬の像が建てられていて、はるか米国の方を見ているというこの銅像は思っていたよりも大きなものでした。
前日と違いこの日は晴天に恵まれて、このあと太平洋の荒波が打ち寄せている桂浜を歩きましたが、平日(月曜日)だったせいか観光客も少なく、砂浜を独り占めすることができました。

桂浜には闘犬センターもあり、たまたま取り組みをやっていたので本場の闘犬と言うものを初めて見ることができました。横綱の土俵入り、それから二頭の犬による激しい取り組みは、見ているものが息を呑むようなものでした。(ただし、残念ながら写真はホームページに載せてはいけない、ということなのでゴメンナサイ)

桂浜のみやげ物屋さんでお土産を買い込んで(ここでも少し時間を使いすぎました)、2台のレンタカーに分乗し、高知自動車道、松山自動車道と乗り継いで夕方近く、道後温泉に無事到着しました。

四国の旅(1)

2008年10月09日 | 日々のつれづれに
無尽仲間の中学時代の同級生10名で二泊三日の四国の旅に行ってきました。
これまでは「土・日・月」の三日間なのですが、今回は自営業の人の意見を取り入れて「日・月・火」の旅行日程になりました。勤め人としてはけっこうつらい日程であることは確かですが、三年に一度ということで二日間の休みをいただいて行ってきました。

日曜日の早朝(午前四時!)マイクロバスで羽田に向かい、午前8時50分発のANAで高知空港へ。高知県内は時おり強い雨が降るあいにくの空模様でした。
一日目のメインはゴルフ(やる人もやらない人も強制参加)なのですが、雨の中ではさすがにいやだという人たち4人(私もその一人)でレンタカーで高知市内に向かいました。(ゴルフ組はプロの大きなトーナメントが行われる黒潮カントリークラブというところで雨に濡れながらプレーをしたそうです。)

高知の朝市さて、市内に着いた4人は、アーケードの中へ。「せっかく四万十川の近くに来たのだから、うなぎを食べよう!」という意見が一致して(ゴルフ組の中に「うなぎは嫌い」という人がいたのでちょうど良かった!)、近くのお店の人に評判を聞きながら「本池澤」という店に入りました。
西日本の蒲焼は蒸さないせいなのか、皮の部分が若干硬いような気がしましたが味は良かったと思います。ただし、ご飯の上に海苔が敷いてあったのが奇妙でした。四万十風なんでしょうか?(写真がないのが残念)

食後は追手筋にある日曜市をぶらつきました。全部で800メートル近くもあろうという長い露天市でしたが、雨のせいか客足は少なく、その分ゆっくりと見てまわることができました。商品は地元の野菜や果物(梨、文旦、ぶどうなど)、海産物などが多く、お天気ならば本当ににぎやかなんだろうなと思いました。店の人たちも「まあ今日はしゃあないな」というような顔をしていました。

高知の朝市高知市内に来たのなら何はともあれ「はりまや橋」を見なければ、ということでアーケード街を抜けて国道32号線の交差点近くに歩いていくと、ありました!
話には聞いていましたが思ったより小さい。わずか数メートルの川にかかった橋ですが、よさこい節に歌われる全国的に有名な橋ではあります。パンフレットなどで立派な橋に見えるのはあくまでも撮影技術なのでしょうかか。ともかくそこで記念撮影。

この場所は宿に近かったせいか、その後も車で何度か通りましたが、誰もが気が付かずに走り抜けてしまったくらいです。

高知城雨が上がってきたので、市内に中央にある高知城にのぼることに。いわずと知れた山内一豊が築いた城で重要文化財だそうです。天守閣に上ると市内が見渡せます(当たり前か)。ボランティアの人でしょうか、最上階から見える建物や町の名前のいわれなど、色々と説明していただきました。

写真は、二の丸の近くから見上げた天守閣ですが、ガイドブックによれば城の正門である追手門(そういえばずいぶんと大きな門でした)と天守閣がそろって残っているのは全国の城の中でも3つしかなく、しかも一枚の写真に無理なく収めることのできるのはここだけとか!うーん、早く読んでおけばよかった!

城の見学を終えた私たちは、もう一度ゴルフ場に引き返してゴルフ組と合流。何しろ酒を飲みながらゴルフをする(プレーをしながら酒を飲むともいう)ので、車で送迎しなければならないのです。

夜は市内の料理店で、楽しい遊びをしながら皿鉢料理とお酒を楽しみましたが、それは次回に。