五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

コニリオ

2013年10月29日 | ミニカー
1969年の日本グランプリに出走したRQコニリオです。
当時のモータースポーツファンには懐かしい名前ではないかと思います。

RQというのはホンダS800ベースのレースカーを製作していたレーシング・クォータリーという会社の名前、RQは後にノバ・エンジニアリングと名前を変えてニッサンR390などでル・マンに挑戦したりする会社です。

このコニリオ(またはコニーリオ、イタリア語で野兎を意味する言葉だとか)もホンダS800を改造した排気量わずか850ccほどの小さなレースカーです。

デザインはお世辞にも洗練されているとは言い難いですし、ロールバーの取り付けやリアの大きなエアスポイラーも手作り感満載ですが、チャレンジ感あふれるレースカー全体の姿はなかなか雄々しいものがあります。

1969年はニッサンがR382という6リッター・マシンで優勝を飾った年なのですが、そのわずか七分の一程度の排気量のクルマが同じレースを走るなんて、今のモータースポーツ界では考えられないことかもしれませんね。

それはともかく、一番小さなGP-Iというカテゴリーに参加したこのコニリオ#33は予選25位(クラス2位)、決勝ではコンスタントに走って総合14位(クラス2位)に入るという活躍を見せました。

ドライバーは戸坂六三さん。この年37歳、何と一人で92周、およそ550キロメートルを走りぬきました。

ちなみにクラス優勝したのはカーナンバー18の「DAY & NITE SPECIAL」。名前こそ違いますがこちらもどう見てもコニリオそのものですね。

このモデルはエブロ製、1/43スケール。
レジン製ということもあって、とてつもなく高い定価のモデルです。


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