五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

スズムシの声

2020年09月28日 | 一句ひねろう

山梨は朝晩すっかり冷え込んできました。
職場に行くのも、もう半袖ではないなあ、なんて思った今朝でした。
そういえば、9月も残すところ3日、もう衣替えの時期ですね。

夏の暑い間、ずっと鳴き続けていたスズムシの声がパッタリとしなくなりました。
飼育ケースの中を覗いてみると、まだ数匹のスズムシが動いてはいます。
でもずいぶんと数が少なくなりました。

よく見ると、みんなメス。
道理で鳴かないわけです。

いっぱい鳴いていたオスたちは、皆オツトメを果たした後、メスたちの食料になってしまったものと思われます。
残ったメスたちは、ケースの土の中に卵を産んで、やがて皆死に絶えます。
メスがオスを食べるだけではなく、最後まで残ったスズムシ(大概はメス)が他の個体を食べてしまい、最後には数匹だけが残る、というのが実態でしょうか。

弱肉強食というよりは、スズムシの本能のなせるわざなのでしょう。
カルシウムを摂るために煮干しなども入れてありますが、ある程度は食べるものの、結局残ったままですね。

もうしばらくしたら、止まり木、炭、エサや水の容器などを片付けて、飼育ケースは来年までの間、部屋の中の温かい場所に保管されることになります。
来年は、今年以上にたくさんのスズムシが孵ることを期待しつつ...。

 役目終えて 虫籠の声 途絶えけり

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稲刈り前

2017年09月11日 | 一句ひねろう
笛吹川の土手近くの田んぼ。
見渡す限り、稲穂が揺れています。

すでに稲刈りが始まっています。
早生のコシヒカリでしょうかね。

田んぼによってはずいぶんと生育が違っているように見えるのも確か。
それが発育の差ではなく、品種が違うのだということは最近知りました。

我が町でも専業農家の数は少ないのです。
稲刈りのような大仕事は、会社がお休みの時に行うことになります。
今週末の連休では、きっと多くの田で稲刈りが行われるものと思います。

 一斉に 雀飛び立つ 稲の海

定点観測のように何度かブログで取り上げた風景です。
雀たちには美味しい季節なのかもしれません。
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菊の節句

2014年09月09日 | 一句ひねろう
今日9月9日は重陽、またの名を菊の節句といいます。

今宵はスーパームーン(地球に接近するのでいつもより大きな月)が見えるそうです。
確かに午後7時過ぎに東の空に大きな月が出ていました。

大気の関係で赤い月。

もう少し天高く上がって、白く冴え冴えとした月を撮ろうと思っていたのですが、公民館の会議から帰宅して遅めの夕飯を食べ終わる頃には、肝腎の月が暑い雲の中に隠れてしまいました。

うーむ、残念。


 月影や スズムシの声 切れ切れに

東京の親類に不幸が出て、式の日取りの情報がなかなか入らずにやきもきしていた夜に、鈴虫の声が響いています。
もう少ししたらまた外に出て様子を見てみよう。
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一句ひねろう:春来る

2013年02月12日 | 一句ひねろう
ある事情で少し投稿のタイミングを逸してしまいましたが、忘れないうちに記しておこうと思います。

毎年思うことなんですが、北側の洗面所に置いてある私の歯磨き粉(といても今は練り歯磨きですが)が冬の間とても固くなります。
両手で思い切り押し付けないと出てこない。
まるで便秘のウ○チみたい。

すみません、たとえが悪くて...。

それが立春を過ぎるあたりから急に軟らかくなるんです。
片手でスムーズに押し出すことができるようになるので「ああ、春が来たんだなあ」なんて。


 歯磨き粉(みがきこ)の やわらかくなり 春来る


ということで、何とも当たり前すぎる句で申し訳ありません。
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寒露

2012年10月08日 | 一句ひねろう
今日は二十四節季のうちの一つ、寒露(かんろ)。
葉に付いた梅雨も寒く感じられるという、まさにその通りの天気でした。

フローリングに素足は寒いです。
部屋の中では半そでTシャツ一枚ではさすが腕に寒さを感じ、上に一枚はおらなければいられません。

シャワーも止めて今夜からお風呂にしました。
10月ですから当然といえば当然ですが、日に日に気温が低くなるのが実感されますね。
温かいお湯がありがたいです。

そういえば、このところめっきりスズムシが鳴かなくなったなと思ってカゴの中をのぞいたら、数がずいぶん少なくなっていました。
えさの「減り」もだいぶ少なくなってきておりました。
どうやら、虫たちは産卵を終えて姿を消してしまったもののようです。
自然の摂理とはいえ、少し寂しいような気がします。

 虫の音の ようやく消えた 寒露かな
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盆帰り

2012年08月10日 | 一句ひねろう
いよいよお盆(旧盆)の時期になりました。
そういえば、昨夜の中央道にいつもより自動車の台数が多いと思ったのは、帰省客がいたからなんですね。

円高の影響などで海外に足を運ぶ観光客も多いかもしれませんが、やはり故郷で過ごすという人たちもたくさんいるのでしょう。
スーパーに行っても旧盆に向けたお飾りの果物だったり、麦わらで編んだゴザであったり、お花や“おがら”などが目立ちます。

我が家の三人のこといえば、長男は仕事の関係で9月中旬になるというメールが今日来ました。
長女は帰省客が都会に戻るのと入れ違いに山梨に来る予定です。
今年就職した次男はお盆関係無しにシフトで仕事が入っているので、実家にいるとはいえ空いたときを見計らってのお墓参りということになりそうです。

 三人の 子はそれぞれの 盆帰り
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一句ひねろう:木守柿

2011年10月20日 | 一句ひねろう
食べごろになった柿の実を採りました。

昔母に教わったとおり、いくつかの実はそのままにして。

 木守柿 枝を揺らして 鳥誘う

来年もたくさん実をつけてもらえるよう、柿の実はすべて採らず、いくつか残しておくものだそうです。
同時に、虫を食べてもらったお礼に、鳥にあげるのだとも聞きました。

この柿のことを木守(きまもり、きもり)と呼び、「木守柿(きもりがき)」は季語になっています。
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一句ひねろう:盆開け

2011年08月15日 | 一句ひねろう
今年は子供たちもそれぞれ仕事で盆中の帰省は無し、帰京する友人を甲府駅に送っていき、クルマのガソリンを補充した後は、テレビの録画を見ながら“まったりと”午後を過ごしました。

あとは夕方お寺に行ってお墓の灯りを点けるのと、16日の夕方送り火を焚けば今年のお盆は終わりです。
今年はどこにも行く予定がなかったので、終わってしまえば(厳密にいうとまだですが)あっという間のお盆でした。

盆が開けたらさっさと涼しくなって秋になっちゃえばいいのにと思いますが、農業関係の方を始め「そうなっては困る」人たちもたくさんいるんでしょうね。

外にはまだセミがうるさく鳴いています。
ゴーヤの葉の勢いは少し弱まってきました。

 縁側の 重なる葉越しに 蝉を聴く
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遠雷(えんらい)

2011年07月31日 | 一句ひねろう
ここ数日、午後になると遠くで雷の音が聞こえます。
遠雷(えんらい)というやつですね。

子供の頃、音の伝わる速度は毎秒約300メートルだから、稲光が光ってから音がするまでの時間を計れば雷が落ちた場所までの距離がわかる、ということを学校で教わりました。

そのせいか、今でも外でピカっと光ると無意識に「1,2,3...」と数え始めるのがくせになってしまっています。

 遠雷の 時間(とき)計り居る テレビ前


それで思い出しましたが、会社の役員面接で「深さ10メートルの井戸に石を投げ落としたときに、ポチャンという音が耳に届くまでの時間を計算しなさい」という問題が出たことを思い出しました。
自然落下の公式と、先ほどの音の伝わる計算式を組み合わせて黒板の前で解かせるというものでしたが、「えっ?こんな問題が」というような出題だったことを覚えています。

控え室で片持ち梁の強度計算が出たというA君に「そんな簡単な問題が出たのか!」と言われたことを思い出しました。

今日は小瀬球場で少年野球の山梨県大会が開かれています。
金属バットを使っている少年野球の場合、雷に備えてかならず木製のバットを用意しておく規則がありますが、今日は使ったかな?まあ、雷が鳴るようなときにはベンチに入ってじっとしているのが一番なんですがね。

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一句ひねろう:梅雨空

2011年05月28日 | 一句ひねろう
どんよりとした曇り空。

昨日、関東甲信地方と東海地方が梅雨入りしたそうです。
新聞によれば平年より12日早いということで、今年の梅雨は長くなりそうなのでしょうか。

いつの頃からか、梅雨入り予想というものが無くなって「今日梅雨入りを宣言しました」みたいな報道に変わりましたね。
あまりにも予報が外れすぎるからだったのでしょうか。
桜の開花予報と同じで、外れたからといってあまり困るわけでもなし、突然梅雨入り!と言われるよりもいいんじゃないかと思うのですがどうなんでしょう。

一方、強い台風2号が西方海上から近づいていて、山梨県内は30日の夜から31日にかけて最接近するのだとか。
この影響で梅雨前線が刺激されているようで、ここ数日雨模様の天気が続き、今日もまとまった雨が降るかもしれません。

会社勤めをしていない身としては、通勤への支障もなく梅雨入りもあまり関係ないのですが、今日は祖父と叔父の法事(二十三回忌と十三回忌)が近くの寺で営まれるので、せめてその間だけでも雨が降らないで欲しいなと朝から空を見上げています。

 梅雨空に 箪笥から出す 喪服(ふく)と数珠
 
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一句ひねろう:走り梅雨

2011年05月11日 | 一句ひねろう
はるかフィリピン沖で発生した台風1号の影響で前線が刺激されて今日は雨。
その前線が上がったり下がったりするものだから30度近い気温になったかと思うと、一転して今日みたいに16度くらいまでしか上がらない日になったりします。

5月は快晴、というイメージがありますが実はこの時期は6月の梅雨につながるようなけっこう雨の多い時期でもあるそうなのです。
で、この時期に降る雨を「走り梅雨」といます。

昨日からその「走り梅雨」(かな?)。
隣の叔母が庭の雑草を片付けてくれて、きれいになったところが黒く濡れています。

 抜き終えた 雑草を打つ 走り梅雨

台風1号は明日には温帯低気圧になるようですが、これ以上降らないようにお願いしたいものです。
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一句ひねろう:春一番

2011年02月25日 | 一句ひねろう
関東地方には今日、春一番が吹いて一気に暖かくなりました。
私の住む山梨県の峡南地方でも日中の気温が20度を超えました。

ただし暖かいのは今日まで、明日からはまた気温が下降するとのことで、まだまだ本格的な春の到来は先のことになりそうです。

 一番が 吹いても遠し 土手の春

今日クルマを運転していたら、目の前のクルマの前方を大きなダンボールが舞いながら道路を横切っていきました。

危ないあぶない。

風が運んでくるのは春の訪れだけで十分です。
ダンボールやスギ花粉などは要りません。
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一句ひねろう:名残りの雪

2011年02月14日 | 一句ひねろう
11日に降った雪は、道路からはほとんど姿を消しました。
でも、周りの山々はまだ雪だらけ、そのせいか今朝あたりは気温もぐっと下がってしまっています。

その山々も見えなくなるほどの曇り空の下、午後から雨が降り出しました。
山梨県地方の予報は「雪」でしたし、テレビでは大阪の雪景色なんぞを放送していましたから、てっきり雪が舞ってくるものと思っていましたが、予想以上に気温が上がっているのでしょうか。

それでも今夜は雪になる可能性が強いそうですから、明日の朝はまた一面の銀世界、ということになるのかもしれません。

 夜も更けて 名残りの雪の 舞い落つる
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一句ひねろう:通り雨

2010年09月13日 | 一句ひねろう
夕方、突然の雨。
三鷹駅までの間、けっこう強い雨が降っていました。

しかし、荻窪駅に着いたら、もう雨は止んでいて、
かろうじて道路が少し濡れているだけでした。

それに、だれも傘なんか持っていない。


 一人だけ 濡れた傘持つ 通り雨


しかし、雨が降っても、すこしも涼しくなりません。
むしろ、ムシ暑くなったような気さえする今夜です。
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一句ひねろう:盆帰り

2009年08月13日 | 一句ひねろう
12日夜、家族とともに東京を発って実家のある山梨に向かいました。
本来ならば2時間強の道のりなのですが...。

東名高速の静岡-袋井間が通行止めになった関係で、中央道は大渋滞。
調布インターから上がってすぐ「30キロ120分」に巻き込まれるハメになりました。

結局、10時前に出発して家に着いたのが午前2時前。
いつもの倍近く、ざっと4時間もかかったことになります。

全線にわたって、上り(東京方面)車線もけっこう混んでいました。
やはり東名から迂回する車が多いせいなのかもしれません。

寝たのは午前4時。
それでも7時半には起き出して、いつものコースをジョギングしてきました。

大切なお盆の休みですから有効に使わなければ。

「大宮」「足立」「品川」...。

家々の庭先に見かけない車が停まっています。
盆休みで息子さんなどが帰省してきたのでしょうか。

 盆帰り 県外ナンバー 目立つ庭
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