五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

ジャック・ライアン

2013年12月24日 | 日々のつれづれに
けっこう際どいテーマなので、どうかなとは思いましたが...。

  中国、クリスマス祝祭を規制 張牧師拘束に抗議の信者弾圧か[産経ニュース、12/24]

クリスマスイブという折もおり、上のような記事が目に留まりました。
すぐさま思い出したのが、今年亡くなったアメリカの小説家、トム・クランシーの「大戦勃発」という小説。

あらすじは、バチカンの駐中大使とキリスト教の中国人牧師が、中国当局による赤ん坊の中絶(ほぼ殺人ですね)を阻止しようとして中国人の警官に殺害され、それを機にヨーロッパで中国製品のボイコット運動が発生、経済に行き詰った中国政府は、時を同じくしてシベリアで見つかった石油資源と金鉱を強奪しようとロシアに攻め込む。これをジャック・ライアン率いるアメリカ政府がロシア軍と協力して戦うというもの。

殺された牧師(当局によって焼却され灰を川に捨てられたという!)を追悼する仲間のキリスト教徒に警官たちが殴りかかるシーンは、ショッキングでした。

今回の事件の経緯と小説のきっかけになった事件が何となく似通っていると思いました。
まさか小説のように大国間の戦争にはならないと思いますが、宗教がからむ事件は(我々日本人の)想像以上のインパクトを世の中に与えることもありそうなので、事態の推移を見守りたいと思います。

ジャック・ライアンといえば、クランシーの遺作ともいえる「エージェント:ライアン」が来年2月に公開されるそうです。
原作はこれまでに刊行された小説を題材にしたのではなく、新たな書下ろしのようですが、冷戦下で活躍したジャック・ライアンをあまり現代にはめ込まないでほしいなと思いますね。

ライアンも色々な方が演じていますが、今回の映画のカーク船長がライアンを演じるのはどうなんでしょう。
私はやはり「レッド・オクトーバーを追え」のアレック・ボールドウィンが一番適役(小説のイメージ通り)だったと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする