はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

ショパンコンクール1次予選 日本人演奏者の感想

2021年10月05日 | ショパンコンクール

2021/10/05

 

昨日夕方からのLIVEの感想です。

 

進藤実優さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、嬰ト短調 Op.25-6
バラード第3番 変イ長調 Op.47

本当にきれいな演奏でした。ピティナ全国大会のときよりも、いっそう進化しているように感じました。まだ19歳の華奢な女の子にどんな力が隠されているのだろうという思いで、見ていました。

 

 

反田恭平さん

ノクターン ロ長調 Op.62-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31

最初の数秒間でもう泣きそうになりました・・。美しい音。どうやったらああいう音が出るのでしょう。

ネコが鍵盤を踏んでも音の出るピアノですが、どのくらいの速さで指を下ろして、どのくらいの強さで鍵盤を打つとああいう音になるのか・・・。

モスクワ音楽院に入った時に、まず弱音の出し方を練習させられたと言っていましたね。弱音だけれど、きちんと聞こえる。弱すぎると音が出ない、聴こえない、となってしまうので、その練習をしたとおっしゃっていましたね。

ノクターン ロ長調 Op.62-1は弾き終わったときに、私は深い満足感に包まれて、ため息が出ました。

スケルツォは瞑想に導かれるような、いろいろな思いが浮かび上がってくるような、本当に美しい演奏でした。観客でスタオベをしている人いましたね。

 

 

角野隼斗さん

ノクターン ハ短調 Op.48-1
エチュード ハ長調 Op.10-1、ロ短調 Op.25-10
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20

19時30分からの予定と出ていましたが、前の人が終わったらインターミッションが入り、20時過ぎになりましたね。

今回もドキドキしてしまったのですが、それも最初のうちだけでした。ノクターン13番の深く沈む低音の存在感。激しさと悲しさ表現の幅が素晴らしいと思いました。

角野さんの音は明瞭でどんな音でもはっきり聴こえる。速いパッセージでも欠けてしまう音がないんですね。角野さんは よく音が響きます。反田さんとはまた、音の印象が違いますね。

スケルツォはすごい集中力を感じて引き込まれました。

サントリーホールのピアソラ・コンサートのときにも感じたのですが、何か会場中が引き込まれて静まり返ってしまうような感じです。

角野さんはテクニック的には、すごくうまい人で安心して見ていられます。たぶん世界でも屈指の速弾き、指のよくまわる人だと思います。速いパッセージでも危なげがないんですね。

 

 

私としては、もうみんなファイナルに行ける、と思ってしまうのですが、審査員はどう評価するのでしょうか。

 

牛田智大さんは日付が変わって午前零時半からの演奏ですが、まだ見ていません。牛田さんも注目です。

これから出かけなくてはいけないので、ここまででアップします。

 

 

ピティナ広報部さんのnote。演奏動画、インタビュー動画も載せてくださってありがたいです。

https://note.com/ptna_chopin/n/n6ae65ec1de40

 

 


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