はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

『観戦力が高まる!フィギュアスケート 美のツボ』

2019年06月11日 | 
2019/06/11

先週はこんな本を読んでました。

昨年3月に現役を引退した今井遥さんの本です。

私は2014~15年頃、アイスショーでで今井遥さんの「マラゲーニャ」を見たのが記憶に残っています。
遥ちゃんといったほうがぴったりのかわいらしい容姿の今井さん。

この本は、ジャンプの種類や採点のことも書かれていますが、「美のツボ」という題が示すように、フィギュアスケートの美に焦点を当てて、振り付けから、衣装、タイツ、スケート靴、メイク法、体型維持の苦労、そのための献立まで載っています。

衣装デザイナーの伊藤聡美さんとの対談も載っています。
伊藤さんが最初に作ったフィギュア衣装は今井遥さんのもの。
採寸しないで作ったけれど、着てみたら体にぴったりで、みんなから褒められた衣装だったそうです。

読んでみると、観戦しているだけではわからない、選手目線が書かれていて、そうなんだ!と思うことしきり。

そう、リトミックのことが書かれていましたよ。

野辺山合宿で。
「面白かったのは、毎日1~2時間あったリトミックです。たとえば、片手で三角、もう片方の手で四角を描くような動きをしながら、足はスキップ!できますか?難しいですよね?!つまり、手と足でリズムを変えた複雑な動きをするわけです。
こうやって楽しみながらリズムを取ることを覚える練習をさせるのです」p.39


リトミックをやる者として、ちょっとリトミックのことを書いておきますね。
リトミックは舞台芸術の基礎となるさまざまの訓練をします。
音楽教育といえるものから、ダンスのような動きの基礎まで。

三角と四角で足はスキップは難しいほう。

2と3・・つまり2拍子と3拍子を空中で点と線で描いたり、体の異なる部分(頭、肩と膝など)に触れて、
1,2,1,2・・・1,2,3,1,2,3と同時に異なった拍子を示すことはよくやります。


また、ダンスでの体の協働のための練習なんですね。ダンスでも体で拍を取っていますが、伴奏の拍と全然違ったリズムで動かなければならないときがあります。
耳で音楽の拍を聴き、それを保ちつつ異なった拍で体を動かすときの練習。

話がリトミックに行きましたが。

スポーツでありながらも、いかに美しく見せるかもフィギュアスケートの魅力であり、大変な点です。
女性アスリートならではの楽しみや苦労がわかりました。


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