2021/07/08
政府が東京都に4度目の緊急事態宣言を発令するようです。
7月12日から8月22日の期間で、飲食店の時短営業、酒類提供停止など。
え、また!?と思いました。
前回の緊急事態は4月27日に始まり、6月20日に解除になりました。それが1ヶ月もたたないうちにまた緊急事態宣言です。
前回、解除になった時はそれほど感染者数が減ってきた状態ではなかったのですよね。
昨年、最初の緊急事態宣言が出たときは、未知のウィルスに不安を感じましたが、もうコロナがどんな性質のものか、ある程度わかってきた今の緊急事態宣言は「また?」と思うのです。
最初の緊急事態宣言が出た時には、「国家の緊急事態」ですから、私には、昭和16年の大本営発表くらいのインパクトがありました。(もちろんその頃生まれていませんが)
「帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋においてアメリカ・イギリス軍と戦闘状態に入れり」
どちらも、人がたくさん死ぬかもしれない、という点においては同じかもしれません。
こんな緊急事態なのに、今日バッハ会長は来日し、オリ・パラは予定通りに行われるようです。
今回の緊急事態宣言も、来るべきオリンピックに備えて、あらかじめ宣言を出しておくというような気がしてなりません。
緊急事態宣言が出ても、生活はあまり変わらないという人もたくさんいるでしょう。
でも、緊急事態宣言が出ると、私のやっているリトミックは、また中止になる可能性が出てきます。区の施設では今までも、宣言でプログラムが中止になりましたから。
昨年の最初の中止以来、予定の半分も行われてはいません。
私は中止になっても、一度も給付金の申請をしていません。もともとそれほどの金額ではありません。それでも生活していける状態なのはありがたいことだと思っています。
ですが、また中止になったとの連絡が一斉に来て、あたふたし、予定や計画を中止し変更しなくてはならないのがつらい‥はっきり言えば煩雑なのです。
予定を変更し、連絡しなくてはならない施設の職員さんたちも振り回されています。
区では、国から供給されるワクチンが大幅に減少、削減されたことから、7月9日(金)から7月末までの間、ワクチン接種の新規予約を一時的に停止しています。
国民はワクチンが打てずに、海外からオリンピック関係者が大勢来日するので、あらかじめ宣言を出しておいた、ということでしょうか。
この1年半は、優先順位の一番がオリンピックというふうに感じます。
あと2週間ですから、ニュースにならなくても、もう選手たちも来日しているようです。
東京では65歳以上で、ワクチン2回接種済みの人が4割を超えています。60歳以上の重症者は減っていて、効果が出ているようです。
しかし、まだ、若い人はワクチンを打てない状況です。
優先順位が違っている、と釈然としません。