2021/05/16
浜松の叔母から新茶が届きました。
もう何年も送ってくれています。
叔母は 87歳ですが、母の実家に嫁いできたお嫁さんなのです。
お茶農家の出身なので、送ってくれたお茶は叔母の実家(堀川園)のものです。
早速お礼の電話をしました。
声はハキハキと若々しい。1年に3回ほどしか電話をしませんが、変わらない感じです。
「コロナが心配ね」と問いかけると、あまり関係なさそうな様子。
ワクチンにも切実感がなさそうで「こんな年寄りでも打たなくちゃいけないのかねえ」の言葉が、私には意外でした。年齢のせいなのか、地方と都会の差なのか。
何年か前に転んで、かかとの骨を骨折して以来、歩くときに痛みと違和感があって、だんだん歩かなくなったと言っていたのですが、「骨粗鬆症で、もうほとんど歩けない」というではありませんか。
食欲がなくて2週間ほどあまり食べていないので、栄養不足になって、それで骨粗鬆症も進んでしまっているらしい、というのです。それも心配です。
息子夫婦と同居ですが、1階と2階で食事は別なようです。
骨粗鬆症の薬を自分でおなかに注射をしていると聞いて、またビックリ。そういうのがあるんですね。87歳の叔母が自分でおなかに注射しているのを考えると、ちょっと可哀想です。
食欲の湧くものでも送らないと、と思いました。
長年、家業の織物工場に立って働いていましたが、叔父(夫)が亡くなり、80歳で仕事を引退して、出かけないでいるとだんだん老いていくなあと、初めて叔母に対して、心配な悲しい気持ちを抱きました。
年齢にしては若々しく、しっかりしていると思っていただけに、やはり叔母も年老いていくのだと、ちょっとショックでした。
お嫁に来た人なので血はつながっていませんが、早くに母を亡くした私なので、親代わりになって私のことを見てくれると思ってきました。
私の両親は壮年期に2人とも亡くなっているので、年老いた親の姿というものは知りませんが、親が長生きしている同年代の人は、こういう感情を抱くのだろうと思ったのです。
叔母がせめてパソコンができたら、世界が広がると思うのですが、今からでは無理だとしても、電話か、ときどき絵手紙でも送れば、気が紛れて刺激にもなると思いました。