はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

バレエで演じる「バラード第一番」

2019年04月25日 | バレエ

2019/04/25


4月21日深夜、NHK・Eテレのプレミアムシアター、「パリオペラ座 創立350周年記念ガラ公演」を録画しておきました。

後で見たら、バレエ「椿姫」(振付・演出:ノイマイヤー)では、ショパンの「バラード第一番」が使われていました。

オペラの椿姫といえばヴェルディ作曲ですが、「椿姫」はもともとデュマの小説、そこにどんな音楽をつけるかは、作曲家、振付師の考え次第。

バレエ「椿姫」では、振付師のノイマイヤーはショパンの音楽を使ったのです。私はバレエは好きですが、それほど知識はなく、番組を見て初めて知りました。

羽生さんのバラード一番は、ジャンプ、スピンなどが入り、スポーツ要素が高く、音楽的ではありますが、何か物語や情景を表現しているものではないのです。バレエでは約10分の全曲を使って、こちらのほうが更に音楽に合わせた物語の表現となっています。

演じているのは、ステファン・ビュリョン( パリ・オペラ座バレエ団エトワール)とフロリアン・マニュネ(パリ・オペラ座バレエ団プルミエ・ダンスール)の2人です。

男女の逢瀬、愛の契り、別れを表現する曲が耳慣れたあのバラードなので、なんだか新鮮でした。

気持ちが高揚するようなメロディでは、女性は高くリフトされるのです。心の高まりは空間の位置も高くなるという動き。フランスらしい直接的な動きもあって。
このフレーズや、このメロディでは、こういう動きになるのね、というのが興味深い。

今回の放送とは別のものですが、You Tubeにノイマイヤー版で踊る「椿姫」動画を見つけました。演じ手は違いますが、ほぼ同じ振付です。

やはりバレリーナって美しいなあ、と思います。





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