今週の月曜日にフロリダで起こった事件が全国の衆目を集めている。
事の起こりは、フロリダのハランデール・ビーチという所で人が溺れかける事件が起こった。その時、ビーチの一角を安全警備で雇われた会社の救助員の一人が持ち場を離れて救助に向かった。幸いにして、溺れかけた人は病院に運ばれ一命を取り止めた。この救助員は事件の後、持ち場を離れたという理由で即日解雇されたのだ。
日本ではなかなか起こりにくい解雇の例であろう。ルール主義アメリカで起こりうる極端な一例かもしれない。我々日本人には理解し難いことだが、当のアメリカ人でも多くの人はやり過ぎと思っている。
解雇理由は契約にある「安全警備範囲を逸脱」したためとある。日本でも、ルールを逸脱した場合、何らかの処分をするとして、人命に関わる緊急事態での行動故、せいぜい「注意」くらいが適当であろう。とても「解雇」までいくような話ではあるまい。しかし、アメリカでは、こう言う事が起りがちである。
この解雇の後、会社の同僚数人が辞表を叩きつけて辞めたという話だ。彼らにとっては、この会社は「良い会社」ではないと、三行半を突きつけた訳である。ニュースが全国区になり、周辺が騒ぎ始めた為、この会社は”えらいこっちゃ”と汚名挽回すべく、よく調査して会社に誤りがあれば即刻正すし、辞めた人達に職場の再オファーをしたいと言い出している。しかし、それではもう遅いのだ。恐らく彼らは戻らない。会社の不誠実さだとか、よからぬ体質が見えたらアメリカ人は寄り付かない。
不祥事があると、確実に人材が流出していくのがアメリカである。だからアメリカのマネジメントは大変である。その点、日本では辞めても直ぐ転職出来る構造ではないから、簡単に人材流出には繋がらない。ここに日本の経営者が”高をくくる”背景がある。
事の起こりは、フロリダのハランデール・ビーチという所で人が溺れかける事件が起こった。その時、ビーチの一角を安全警備で雇われた会社の救助員の一人が持ち場を離れて救助に向かった。幸いにして、溺れかけた人は病院に運ばれ一命を取り止めた。この救助員は事件の後、持ち場を離れたという理由で即日解雇されたのだ。
日本ではなかなか起こりにくい解雇の例であろう。ルール主義アメリカで起こりうる極端な一例かもしれない。我々日本人には理解し難いことだが、当のアメリカ人でも多くの人はやり過ぎと思っている。
解雇理由は契約にある「安全警備範囲を逸脱」したためとある。日本でも、ルールを逸脱した場合、何らかの処分をするとして、人命に関わる緊急事態での行動故、せいぜい「注意」くらいが適当であろう。とても「解雇」までいくような話ではあるまい。しかし、アメリカでは、こう言う事が起りがちである。
この解雇の後、会社の同僚数人が辞表を叩きつけて辞めたという話だ。彼らにとっては、この会社は「良い会社」ではないと、三行半を突きつけた訳である。ニュースが全国区になり、周辺が騒ぎ始めた為、この会社は”えらいこっちゃ”と汚名挽回すべく、よく調査して会社に誤りがあれば即刻正すし、辞めた人達に職場の再オファーをしたいと言い出している。しかし、それではもう遅いのだ。恐らく彼らは戻らない。会社の不誠実さだとか、よからぬ体質が見えたらアメリカ人は寄り付かない。
不祥事があると、確実に人材が流出していくのがアメリカである。だからアメリカのマネジメントは大変である。その点、日本では辞めても直ぐ転職出来る構造ではないから、簡単に人材流出には繋がらない。ここに日本の経営者が”高をくくる”背景がある。