かつての職場に三人会なるものがあった。メンバーはよし坊、熊さん、谷やんである。当時三人には共通するものがあった。連れ合いを亡くし息子夫婦と同居することになった姑と嫁が繰り広げるバトルの真っただ中で采配を振るわねばならなかった。
三人の共通点から自然発生的に飲み会が始まり、それはよし坊がこの職場を離れるまで続いたから10年くらいだろうか。熊さんが年長でアドバイスを含めた聞き役、よし坊と谷やんがバトルネタの提供者といった具合だ。
飲み会は随時不定期であった。パターンは概ね決まっていた。バトルの調停が明け方まで掛かるので当然徹夜状態になり、しょぼくれた目を真っ赤にして出社することになる。朝出社してお互いの目を見れば一目瞭然。例えば谷やんが赤い目で出社すれば、目と目で会話が成立し、暫くして谷やんがよし坊の席に来て「今晩どないですか」とくる。すかさず熊さんの予定を聞いて何もなければ夕方の三人会へと繰り出すわけだ。
こうして嫁と姑のサンドイッチマン三人があーでもない、こーでもない、と情報交換し、参考になるところを利用させてもらい、バトルストレスの解消にあい努めたわけである。
最初に熊さんが姑フリーになり、続いて谷やんが姑フリーになったと言うのをアメリカに来て知ることになった。
一度嫁姑のバトルを経験したら、二度と同居は御免蒙りたいと、今もつくづく思うのが本音中の本音である。
三人の共通点から自然発生的に飲み会が始まり、それはよし坊がこの職場を離れるまで続いたから10年くらいだろうか。熊さんが年長でアドバイスを含めた聞き役、よし坊と谷やんがバトルネタの提供者といった具合だ。
飲み会は随時不定期であった。パターンは概ね決まっていた。バトルの調停が明け方まで掛かるので当然徹夜状態になり、しょぼくれた目を真っ赤にして出社することになる。朝出社してお互いの目を見れば一目瞭然。例えば谷やんが赤い目で出社すれば、目と目で会話が成立し、暫くして谷やんがよし坊の席に来て「今晩どないですか」とくる。すかさず熊さんの予定を聞いて何もなければ夕方の三人会へと繰り出すわけだ。
こうして嫁と姑のサンドイッチマン三人があーでもない、こーでもない、と情報交換し、参考になるところを利用させてもらい、バトルストレスの解消にあい努めたわけである。
最初に熊さんが姑フリーになり、続いて谷やんが姑フリーになったと言うのをアメリカに来て知ることになった。
一度嫁姑のバトルを経験したら、二度と同居は御免蒙りたいと、今もつくづく思うのが本音中の本音である。