亡国?の危機感を抱いたかつてのクリントン政権は肥満との戦いに一大キャンペーンを張った。そして今、ミシェル・オバマも若年層の肥満退治に注力、学校からベンディングマシーンを撤去する等精力的に動いている。しかし事はそれ程簡単ではない。
人間、肥満は恥ずかしいと感じるものらしい。アメリカ人も最初はそう思うらしいが、何せ周りを見渡せば圧倒的多数で自分と同類の肥満人だらけだから疎外感を感じることは無く、むしろ安心感さえ出てきて、その時点でダイエット等と言う考えは霧散する。
最近の業界調査で、肥満大国(トップの座をメキシコに奪われはしたが)を更に強固にしかねない現象が報告された。思わぬ伏兵と言ってもいいのだが、デザートを摂る傾向が増加しているというのだ。増加の原動力はいずれも消費者心理からくるものが殆どの様だ。
(1)デザートは「食後」が基本だったのだが、現代人はそれまで待てないようで、いわゆる10時のおやつ、3時のおやつ、がドンドン増えていると言う。物が豊富で手軽に買えるようになった事が増加の要因のひとつらしい。
(2)調査対象者の78%がself-rewardとしてデザートを摂ると言う。仕事や何かで成功したり、首尾よく行った時に、自分に対する褒美としてデザートを摂る。かつてマラソンの有森がメダルを獲った時のインタビューで“自分を褒めてあげたい”と言った、あの心境だ。いかにも今時のトレンドだ。又、似たようなところだが、人間は幸福感がある時にデザートに手を出すようだ。60%の人がそう答えている。
(3)レストランでデザートを摂る人の44%は一緒に行った人とシェアすると言う。デザートを食べるつもりの無い人でも、シェアするならポーションも小さいから、とつい食べてしまう。これもよくある。
(4)36%の人は、デザートが小さいと、つい手が延びてしまうらしい。よくレストランのメニューにフル・デザート以外に、Healthy optionとか“ダイエットしている人に”等と書いてある欄を見ると少ない量のデザートが並んでいる。結局のところ、ダイエットをしている人は食べてはいけないのだが、つい手が出る。
人間、3欲のうち食欲は最後まで無くならない。肥満退治は途轍もなくやっかいだ。
人間、肥満は恥ずかしいと感じるものらしい。アメリカ人も最初はそう思うらしいが、何せ周りを見渡せば圧倒的多数で自分と同類の肥満人だらけだから疎外感を感じることは無く、むしろ安心感さえ出てきて、その時点でダイエット等と言う考えは霧散する。
最近の業界調査で、肥満大国(トップの座をメキシコに奪われはしたが)を更に強固にしかねない現象が報告された。思わぬ伏兵と言ってもいいのだが、デザートを摂る傾向が増加しているというのだ。増加の原動力はいずれも消費者心理からくるものが殆どの様だ。
(1)デザートは「食後」が基本だったのだが、現代人はそれまで待てないようで、いわゆる10時のおやつ、3時のおやつ、がドンドン増えていると言う。物が豊富で手軽に買えるようになった事が増加の要因のひとつらしい。
(2)調査対象者の78%がself-rewardとしてデザートを摂ると言う。仕事や何かで成功したり、首尾よく行った時に、自分に対する褒美としてデザートを摂る。かつてマラソンの有森がメダルを獲った時のインタビューで“自分を褒めてあげたい”と言った、あの心境だ。いかにも今時のトレンドだ。又、似たようなところだが、人間は幸福感がある時にデザートに手を出すようだ。60%の人がそう答えている。
(3)レストランでデザートを摂る人の44%は一緒に行った人とシェアすると言う。デザートを食べるつもりの無い人でも、シェアするならポーションも小さいから、とつい食べてしまう。これもよくある。
(4)36%の人は、デザートが小さいと、つい手が延びてしまうらしい。よくレストランのメニューにフル・デザート以外に、Healthy optionとか“ダイエットしている人に”等と書いてある欄を見ると少ない量のデザートが並んでいる。結局のところ、ダイエットをしている人は食べてはいけないのだが、つい手が出る。
人間、3欲のうち食欲は最後まで無くならない。肥満退治は途轍もなくやっかいだ。