よし坊のあっちこっち

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年末年始自動車狂騒曲

2012年01月04日 | アメリカ通信
12月20日、日本からの帰国に合わせて、ニュージャージーに居る娘が帰ってくることになっていた。成田からシカゴに着き電話を入れたが留守電となった。アトランタ行き出発まで2時間ほどあったが、電話がなく、何となく嫌な予感が過ぎった(実はこの頃、娘は自動車の故障トラブルの最中であったらしい)。

アトランタに着いたので、早速電話しようと思ったら、向こうから来た。隣の州、サウスカロライナのグリーンビルでラジエタートラブルで立ち往生、AAA(日本で言えばJAF)に来てもらったが、応急処置でも6万円相当、それで済むかどうかは分からないとの判断。

こういった場合、アトランタの日本人修理に見てもらったほうが確実なので、Towingを頼み、日本人修理屋さんに持ち込むよう娘に伝えた。アトランタまで2時間程度の所での故障なので、助かるには助かった。これが、バージニアあたりで故障していたらお手上げというか、そこで応急処置してもその後の保証は無い。

早速レジエター交換をしてもらったが、やはりエンジンがおかしくなっており、いつ駄目になるかもしれないと言う。1995年モデルのカローラ。娘としては愛着が有るが、既に20万キロも乗っているので、この際買い換えようという事になった。

狂騒曲の第二幕はこれからだった。娘は、事も有ろうか、マニュアルを運転したいと言い出した。かねがねマニュアルに乗ってみたかったらしい。カメラで言えば、オートマがバカチョンカメラで、マニュアルは一眼レフといったところだから、反対する理由はない。問題は、娘は一度もマニュアルで運転した事がないのだ。それを突くと、「お父さん昔はマニュアル乗ってたんやろ」と切り返す。確かに乗っていた。結婚してから5年くらいは、カローラのマニュアルだった。そのあと、カムリのオートマに変えたのだが。当時、オートマに変えたが、確かに面白みが無くなったことを覚えている。

その日から、娘はインターネットで車を探し始め、当然よし坊も連日サーチをさせられた。狙いはもちろん中古。アメリカでは、新車を買う者もいるが、主流は中古だ。最初は50万円クラスを探し、毎日ディーラーへ見に行く。元旦には娘は帰らなければならないから、朝から晩まで車探しの日々となる。中々無いので百万円前後の車に照準を合わせ、連日のディーラー回り。ちょっと気に入ったのが日本車であったので、早速説明を聞きに行くと同時に試運転となった。もちろんよし坊が運転するのだ。ところが、昔取った杵柄が上手く行かない。スタートでエンストだ。これで娘の信頼が一挙に吹っ飛んだ。翌日、娘は近くの運転スクールに電話し、2時間のマニュアルコースを受けてきた。12月30日、漸くいい車に出会った。フォード・フォーカス。しかも5万マイルの2009年物でWarranty付き。これで値段が約100万円はお買い得だ。マニュアル車に相応しい、2ドアクーペ。娘は至極ご満悦であった。

晦日の31日は、近くの広場でマニュアルの猛特訓とあいなった。翌日、娘は昼頃出発し、途中一泊して2日の夕方無事アパートの着いた。ヤレヤレ。今年も何かと有りそうだ。