福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

邦画と寸止めと韓国語

2020年07月24日 |   〇日本を読む

고독한 늑대의 피  「孤狼の血」 〇〇〇〇〇



2018年度の日本映画「孤狼の血」韓国語字幕版を
ネット上で見た。以前から見たかった「ヲタク」好みの
本格和風ノワールだ。

韓国語字幕がついているので、翻訳・通訳の参考にも
なり、娯楽と学習を兼ねた一石二鳥の映画鑑賞になった。


△マル暴の主人公刑事が新人刑事を蹴飛ばしどつく場面(映画より)

ところで、広島弁の味まで韓国語(標準語)に訳せない
のは当然のこととしても、細かい部分で、残念な翻訳が
目に付き、気になった。

その最たる例として、主人公の刑事が、空手の心得の
ある広島大出の新米刑事をどつく場面をあげたい。


△この翻訳では意味が通じないのでは?(映画より)

公式の翻訳かどうかは知らないが、「寸止め」を
「힘조절」(力の調節)とは、あまりにお粗末すぎる。

と言って、「寸止め」にピタッとハマる適当な韓国語が
あるわけでもないので、正直、「ヲタク」も頭を悩ませる
場面だ。

「ヲタク」なりには、漢字の助けを借りて「직전중지법
(直前中止法)」などと訳してみるのはどうだろうか、
とは思ったが、自信はない。


(終わり)


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