久しぶりに京郷新聞の日本語講座ネタだ。
今日のテーマは「介護前離婚」。例によって「ヲタク」が初めて
目にする言葉だった。
それにしても寒々しい言葉だ。
「ヲタク」の住む日本で、本当にこんな言葉が存在しているのかと
思い、念のためネットで調べてみた。
そして驚いた。
何と、Yahoo辞書に2009年9月1日、つまり今日、登録された
ばかりのピカピカの新語だった。
意味は、「夫の親の介護が必要になる前に離婚すること」。
背後には、夫婦の不仲に加え、妻や娘に家庭介護を頼る日本
社会の深刻な問題が巣食っているとのこと。
京郷新聞の日本語講座では、この新語を「夫の介護が必要に
なる前に離婚すること」と、恐ろしい誤解をしているが、そのまま
翻訳練習してみた。
いずれにしろ、記憶には残したくない言葉である。
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■ 日本語講座 「介護前離婚」
(京郷新聞 9月1日)
<解説部分>
子どもたちが結婚する時点になって離婚する「熟年離婚」という
言葉が流行語になったことがあるが、今度は「介護前離婚」だ。
「介護」とは、「病気になった老人の世話をする」という意味。
日本では「老老介護」(老人が老人の世話をする)をする夫婦が
多いので、退職後、毎日、家でごろごろしている夫の面倒をみる
のがいやで離婚することを「介護前離婚」と言う(※)。
(※)本文でも述べている通り、「介護前離婚」の正確な意味は、
「夫の親の介護が必要になる前に離婚すること」である。
(終わり)
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