福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

認識と錯覚の差

2009年04月09日 |   〇日本を読む

沖縄で、性同一性障害の傾向があり、自分を女性と「認識」し、
幼い頃から日常的に女の子の服を着るなど女性として育ってきた
「少年」が、女子の制服で高校に入学し通うことが認められたという。

「ヲタク」は、社会的な少数者が、正々堂々と自分の夢や幸せを
追求できる社会こそ、真に民主的な社会だと考えている。

そういう意味では、「少年」の希望(幸福追求)を支援する方向で
決断を下した関係高校に、「ヲタク」としても心からのエールを
送りたい。

ところで、日本発の外信報道としてこの話題を韓国に紹介した
国民日報の記事は、実に残念なものだった。

記事を書いた記者は、どうやら日本語の理解が十分でない
ばかりか、心と体の性が一致しない性同一性障害の問題に
関する認識が決定的に不足しているようだ。

記事の冒頭部分で、性同一性障害を持つ「少年」のことを、
스스로를 여자라고 착각하는 일본 남성」(自分を女性だと
「錯覚」している日本人少年)と紹介しているのには、のっけから
強い違和感を覚えてしまった。

同記事で画像として添えられていた琉球新報の元ネタでは、
「認識」となっている表現を、あえて「錯覚」と訳した記者の
感覚とは何なのだろう?

以下、「ヲタク」が違和感を感じながら読んだ国民日報の関連
記事を、原文に忠実に翻訳練習してみた。





△「非武装地帯はけっこう生存競争がきびしい・・・・
非武装地帯では強くなければ生きていけない。
しかし、優しくなければ生きていく資格がない

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
キサマァ!なんだ!その深いため息はッ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■女교복 입고 고교 입학한 日남학생 화제
女子の制服を着て高校に入学した男子学生が日本で話題に
(国民日報 4月9日)



스스로를 여자라고 착각하는 일본 남성이 여학생 교복을
입고 고등학교에 입학해 화제다.
自分を女性だと錯覚している日本の少年が、女子の制服を着て
高校に入学し話題を呼んでいる。

8일 오키나와 지역 신문인 류큐 신보에 따르면 성 동일성
장애를 겪고 있어 평소 여자 옷을 입는 등 여자로 자라온
시모사토 타케시(15)씨가 전날 여자 교복을 착용한 채
예술고등학교에 등교했다.
沖縄の地域紙である琉球新報の8日付報道によれば、性同一性
障害を持ち、日常的に女の子の服を着るなど、女性として
育ってきた下里豪志さん(15)が、7日、女子の制服を着て
地元の芸術高校に登校した。

이 학교는 타케시의 다소 엉뚱한 희망을 존중해 여학생
교복 착용을 허용했다. 학교 관계자는 “(남자에게) 여자
교복을 입도록 허용하는 사례는 이번이 처음”이라고 말했다.
この高校は、下里さんの少し突飛な希望を尊重し、女性の制服を
着ることを認めた。高校の関係者は、「法的には男子である生徒に
女子の制服着用を認めるのは今回が初めてだ」と語った。

학교의 배려에 따라 타케시는 다른 여학생과 똑같이 흰색
블라우스에 회색 주름 치마를 입고 붉은색 리본을 맸다.
타케시는 “이걸 입고 피아노 치고 있는 모습을 상상하니
너무 기쁘다”고 소감을 밝혔다.
学校側の配慮により下里さんは、他の女生徒と全く同じように
グレーのブラウスとスカートを着用し、赤のリボンを結ぶことが
できた。下里さんは、「制服を着てピアノを弾く自分の姿を想像
すると、とてもうれしくなる」と感想を語った。

초등학교 때부터 피아노를 배우기 시작한 타케시는
피아니스트의 꿈을 키우고 있다. 영어에도 소질이 있는
그는 지난해 영어웅변대회에서 1등에 올라 올해 7월부터
두 달 간 영국에서 어학 연수를 받는다.
小学校の頃からピアノを習い始めた下里さんは、ピアニストになる
夢を持っている。また、英語も得意で、昨年、英語のスピーチ
コンテストで優勝した経験もあり、7月から2ヶ月間、イギリスに
短期留学することになっている。

입학식에 참석한 어머니 노리코(51)씨는 “고교시절의
친구는 어른이 돼도 계속 되니깐 평생 교제할 수 있는
친구를 만들었으면 좋겠다”며 “2명이든 3명이든 도와
주는 친구가 있었으면 좋겠다”고 희망했다.
入学式に参列した母親(51)は、「高校時代の友だち関係は
大人になっても続くので、一生、つきあえる友だちを作ってほしい。
2人でも3人でも、理解してくれる友だちができればいい」と
期待を語った。

(終わり)


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