■강철대오:구국의 철가방 「鋼鉄隊伍:救国の出前持ち」 2012年
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2012年に公開された社会派のラブコメディ。
1985年、大学生のグループが、軍事独裁政権を支援するアメリカに
抗議するため、ソウルのアメリカ文化センターを占拠する事件が
起きた。
この映画は、その事件を題材に作られたフィクション映画だ。
ただし、主人公は、中華料理店のさえない配達夫の青年。
△「ありがとうございます。ごちそうさまでした」(映画より)
その彼が、いつも、きれいに洗ったお皿に感謝のメモまで添えて
出前の食器を返却してくれる、心優しい女子大生に恋をする。
その女子大生が学生運動の活動家だった。
主人公の青年は、彼女の誕生パーティーに参加するつもりが、
アメリカ文化センターの占拠事件に巻き込まれていく。
センター籠城中、彼は活動家のふりをしながら彼女と親しくなるが、
彼女がリーダーに恋していることを知り苦悩する。さらに学生たち
からスパイの疑いまでかけられ、窮地に陥る。
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)を差入れにきた中華
料理店の同僚たちの力で何とかスパイの疑いを晴らした彼は、
自分がリーダーの身代わりとなり逮捕されることで、喘息の
発作を起こした彼女とリーダーをセンターから逃がすことに
成功する。
△マドンナを演じた女優はユ・ダイン(映画より)
主人公の真心に心を打たれた彼女は、警察に護送される彼を見ながら、
彼の恋心を受け入れる決心をする。
△護送車で運ばれる主人公にハートマークで気持ちを伝えるマドンナ(映画より)
「ヲタク」好みの、なかなか見ごたえのある映画であった。
(終わり)