VIVA セレッソ大阪

僕の大好きなセレッソ大阪を中心とするサッカー観戦記

セレッソ大阪ヤンマーレディース1-2INAC神戸@ヨドコウ桜スタジアム

2024-03-31 21:14:00 | セレッソ大阪ヤンマーレディース

INAC神戸をホームに迎えたセレッソは善戦しましたが、あと一歩及ばず敗れました。

3/31 I神戸戦 | 試合結果 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

3/31 I神戸戦 | 試合結果 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

 

浦和戦、広島戦に比べるといい試合はできました。立ち上がりはINACの3バックに対して、2人のFWでプレッシャーをかけましたが、1人少ないので簡単にビルドアップを許しました。守備がハマらないうちに個人技で突破されてあっさりと先制点を許しました。セレッソはINACの3バックのサイドにできるスペースにロングフィードを出すプランでしたが、それはうまくいきませんでした。しかし、前半の途中から守備がハマりだして、脇阪選手のところでボールを奪って、ショートカウンターというシーンを数多く作ることができて、セレッソの時間も作れました。しかも同点に追いつくこともできました。

後半立ち上がりに勝ち越しゴールを許したことは痛かったですが、その後もボールを回しながら、相手の矢印と逆の方向にドリブルしたり、パスを回しながら、フリーの立ち位置にいる選手にパスをして攻撃に転じる場面が多く、今日のサッカーは観るべきものはありました。決定機は少なかったですが、ポケットまでボールは運べた回数もこれまでよりは多かったので、前線の個の力がもう少しあれば・・・という感じでした。選手の個の強さや選手層については、監督・コーチではなく編成の仕事なので、来シーズン以降の課題かと思います。

失点シーンについては、1失点目は個の力を見せつけられました。2失点目はINACの選手のハンドがあり、そこでセレッソの選手の足が一瞬止まったすきを突かれて、右サイドからクロスを上げられてヘッドで決められました。不運な面もありましたが、クロスに対する守備が良ければ防げたと思います。神戸のクロスが上がった瞬間、ペナルティエリアにいるセレッソの選手は人数が足りていました。しかし、みんなボールを見ていてゴール前にいる相手の選手を見ていませんでした。「クロスに対してへそを向ける」「ボールと選手の両方を視野に入れる」ということができていなかったことが原因です。日常的にどのようなトレーニングをしているのか、原則を教えているが徹底できていないのか、わかりません。セレッソには課題が多いですが、失点をしなければ勝ち点1は取れるので、同じような失点を繰り返さないようにすることが大事かなと思います。


【WEリーグ】セレッソ大阪ヤンマーレディース0-2広島@ヨドコウ桜スタジアム

2024-03-20 20:35:00 | セレッソ大阪ヤンマーレディース

WEリーグ第11節、セレッソは広島をホームに迎えましたが完敗に終わりました。これでウインターブレイク再開後、未勝利が続き順位も下位に低迷となっています。

 

C大阪 VS S広島R | WEリーグ | Women Empowerment League

C大阪 VS S広島R | WEリーグ | Women Empowerment League

2021年9月開幕。WEリーグは日本初の女子プロサッカーリーグです。

WEリーグ | Women Empowerment League

 

セレッソは広島と同じ4-4-2でしたが、完成度やフィジカルの強さで下回りました。

セレッソの攻撃時に、広島はセレッソの2センターバックに2FWを当てて守備をするため、セレッソはセンターバックからのビルドアップがままならない状態でした。サイドバックにパスを出しても、サイドバックが外に張っているため、広島のサイドハーフに詰められてボールをロスト、前線にボールを出してもボールは収まらずロストするためボールは広島が握る展開となります。

一方、セレッソは守備時に前線からプレスをしますが、広島はセレッソの2FWよりも多い枚数で余裕をもってボールを回したり、GKを使って1人余らせるなど、どうやってビルドアップをするのか仕込んでいました。また困ったときはセンターFWにボールを当てると必ずキープをしてくれるためセレッソのプレスをやすやすと回避することができました。このため余裕をもってゲームを支配しました。

広島の攻撃はセンターFWのポストプレーから左右にボールを回しながら、最終的に左サイドMFのなでしこジャパンの中嶋がセレッソのサイドバックと1対1になるシチュエーションを作って、中嶋選手が左サイドを突破してクロスを入れて得点を決める型で攻撃していました。セレッソの2失点はいずれもこのパターンでした。広島は選手全員が一致して動いているのでチームとしてはるかに上でした。

鳥居塚監督はセレッソの選手の判断が遅いことをコメントで述べていますが、広島のような攻撃パターンがないため、選手の判断が遅れるのだということをまざまざと見せつけられました。現状ではヨーロッパやオーストラリアの代表クラスの大型センターFWを獲得しないと難しいでしょう。

セレッソは77分からシステムを3-3-2-2に変更しました。システム変更により一人一人の役割がはっきりしたこともありボールを握って攻撃を続け、局面を打開することができました。広島が面食らったということもあったのでしょうが、3バックのほうがセンターバックの選手も落ち着いてビルドアップができていました。選手の頑張りを生かす意味でも今後は3-4-2-1(守備時は5バック)のほうがいいかなと思います。

 

 

 


セレッソ大阪ヤンマーレディース0-4浦和@ヨドコウ桜スタジアム

2024-03-10 20:02:00 | セレッソ大阪ヤンマーレディース

ウインターブレイク明けのWEリーグ最初のホームゲームは浦和に完敗しました。

3/10 浦和戦 | 試合結果 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

3/10 浦和戦 | 試合結果 | セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

セレッソ大阪ヤンマーレディース | Cerezo Osaka YANMAR Ladies

 

セレッソはDF3名がAFCU20女子アジアカップに召集されており、メンバーが苦しい状況。それに加えてパリオリンピックのアジア最終予選の日本代表選手3名を擁する浦和は選手の質(強さ、上手さ、速さ)が圧倒的に上でした。今日の結果は悔しいですが妥当なものでした。





家に帰ってからAFCU20女子アジアカップをDAZNで観戦しました。日本は北朝鮮に敗けましたが、セレッソとは違いビルドアップに工夫をしていました。サイドバックは外ではなく内側にポジションを取っていましたし、ボランチの選手が1枚DFラインに落ちて3バックでビルドアップしたりしていました。セレッソはそのような工夫があまり見られず、サイドバックが外のレーンで嵌められたり、サイドバックが縦にボールを出せずに横に出したところをカットされてショートカウンターを受けたりするシーンが多すぎました。

U20日本代表選手がチームを離れているため、選手の質が低い状況あれば3バック(5バック)にしたほうが、立ち位置や一人一人の役割がはっきりするので良かったかなと感じました。なでしこリーグの時であれば「育成」がキーワードだったので4-4-2を続けることはいいのでしょうが、WEリーグはプロリーグなので工夫が必要かなと思います。ただし、選手のコンディションの関係でできなかったのかもしれません。

このまま下位に落ちるのか、盛り返すのか、大事な時期になっているような気がします。