セレッソは横浜FM戦後に中2日で天皇杯準々決勝、ルヴァンカップ決勝という名古屋との連戦が待っています。このため横浜FM戦からの3試合をすべて同じスタメンで挑むことが難しいためスタメンが注目されていました。小菊監督が決断したのは、セントラルMFを藤田選手と喜田選手に入れ替えて、原川選手と奥埜選手をベンチ外という選手起用でした。
一方横浜FMは4-2-1-3システムの不動のトップ下のマルコス・ジュニオール選手が累積警告で出場停止、天野選手が前節負傷したため、前田選手と仲川選手をウイングに、トップ下に水沼宏太選手を起用しました。
立ち上がり、横浜FMがボーを支配して、セレッソが引いてブロックを作るのかなて思っていました。しかし、セレッソは前から守備をしていましたし、自陣に押されても、空いたスペースを有効に使って次々と決定機を作り、前半21分までに2-0とリードします。このサッカーが2017年から2020年まで対横浜FM戦で9勝1分と圧倒的に勝ってきたやり方です。
一方横浜FMはウイングの水沼宏太選手がトップ下をしてるのでうまくボールが運べません。途中で前田選手がFW、水沼宏太選手が右サイドにポジションを変更しました。これを初めからされたらセレッソは嫌だったのですが、助かりました。現に横浜FMがポジション変更後、セレッソは押され始めました。
後半は横浜FMにボールを支配されながら、セレッソもカウンターで追加点を狙う展開でした。横浜FMにも決定機はいくつかありましたが、昨シーズンを彷彿とさせるような堅守で2-1で逃げ切りました。
中2日で天皇杯準々決勝とルヴァンカップ決勝が続きます。乾貴士選手は天皇杯準々決勝はお休みのようですが、今のチームであれば、誰が出場しても大丈夫な状況だと思えるくらいチームの状態は良さそうです。