僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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10年目

2017年05月06日 | 日々の泡(日記)
「迷ったら立ち止まる そして問う あなたなら こんな時どうする」(宇多田ヒカル「道」)

5月4日は父の命日。父が旅立ってから・・・10年経った。
父との想い出を考えてみるが・・無い(笑)
子供の時に一緒に何かをやったとか、深い話をしたとか丸で無い。
大人になってから殆ど家に寄り付かなかったオレが悪いんだが^^;

ただ・・・一つだけ忘れられない思い出がある。
20数年前、女子マラソンのオリンピック選考で或る選手が落選した。
その選手は記者会見を開き落選した口惜しさを語っていた。
その後、とあるお笑い番組でこの記者会見の様子をネタにした。
少し天然の気があるその選手の様子を出演者が面白おかしく真似していた。
それを見ていた父の顔が見る見る険しくなって怒り出した。
「こんな一生懸命頑張ってる人を笑い物にするのは善くない。
オレはこういうのは好かん。嫌いだ」と席を立った。

そのときのオレは「多寡がお笑い番組に頭固いな」と気にしなかったが
後になって・・じわじわと効いてきた。
オヤジ、アンタの言う通りだ。アンタは正しい。カッケーよ。アンタ。

オレはどう見てもアンタの様にはなれない。いやならない。
アンタに恥ずかしくない生き方をしたいが・・どうすればイイかワカラン。
幾ら考えてもワカンネーよ。どうすればイイんだ?

でも、「人をバカにしない」それくらいは出来る。
それくらいは・・見習える。継げる。
それがオレの中にあるアンタの血を確かめる唯一つの方法だ。

オヤジ、また逢いに行くよ。嫁@パンダ一緒に。
じゃぁな☆


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