僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

未来(あす)への胎動~福島南相馬ボランティア記

2014年04月21日 | 東北のためできること

週末は福島南相馬にボランティアに行ってきました。
利用したのはJTBの企画。南相馬に行くのは去年10月以来、JTBツアーは去年5月以来。
以前はボラツアーの前はミョーに殺気立ってたが、今回はそれも無い。
早目に帰宅して嫁とご飯を食べて寛ぐ。ヨモちゃんはボクにあまり近寄らない(^_^;

東京駅から高速バスに乗って福島に向かう。参加者の中に他のボランティアで
会った人が数人いる。顔見知りが居るのは心強い。
嫁@パンダがボクの携帯にヨモちゃんのカワイイ写真を送ってくれた!
一気にヒートアップ、ヨモちゃん、オレ、ガンバルからね~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~

南相馬着。原町区にある道の駅で朝ご飯。鯉のぼりならぬ鯉吊るし(?)が沢山ある。
人通りが以前来た時より多い。まだ早朝なのに。
避難した人が戻ってきてるのか?それとも馬追が近付いてるので観光客が来てるのか?

作業は小高区。帰宅制限地域。放射能のため住んでた人は一時帰宅しか出来ない。
ボランティアセンターで福祉協議会の会長とセンター長のお話を聞く。

「少しづつだけど前に進んでいるんです!」というコトバにグッと来るV(^^)
実際、ボランティアセンターの前は多くの車が行き来していた。
以前はほとんど車通りは無かったのに。馬追か、ボラか、除染かはワカラン。
でも、確実に「変わってる、動いてる」、それを感じた。

作業する場所に向かうと桜が満開。でも人が住んでいなくて当然花見も出来ない。
ただ、ある学校には人が大勢集まってる。建設会社が合同で除染作業を進めてるらしい。
原発事故で被害を受けた福島、大勢の人が避難し未だ還れる見込みはない。
一方、福島に残った人もいろいろと悩んでいる。
でも・・決して見棄ててはいない。忘れてはいない。除染、ボランティア今でも続いてるんだ。


今回はあるお宅のビニールハウスの解体。40人程度で5、6棟のハウスを解体。
以前、荒浜でやったことがあるが複雑で難しい作業。2チームに分かれて作業開始。
先ずは黙祷(v_v)”。そして、ここにかって在った生活(くらし)を想った。
リーダーの指示の元、スムーズに作業が進む。1時間程度で2棟を解体。
なんだ?軽いじゃん。ビニールハウス何するものぞ。ヌルい、ヌルい(゚゜)\バキ☆
で他の班の作業を手伝う。こっちは難航。親指の爪が剥がれて軍手が破れる。
1時間程度作業したら、体のあちこちが痛み出してグロッキー(゚゜)\バキ☆

お昼休み。参加者と色々話す。埼玉から来たお爺さんは毎月の様にボラ参加。
元気で明るくペースメーカー。皆、連絡先を交換。ワシは引っ込み思案で出来ず(^_^;

午後も作業。器具の取外しの複雑な作業は人に任せてワシは単純な力作業に注力(^^;)ゞ
「できないことをムリにやる」より「できることを確実に」。これが大事です(゚゜)\バキ☆
ビニールハウスを構成している金属の梁や器具がどんどん積み上がっていく。
最終的には5、6棟全て解体できた。凄い!積みあがった梁の前で記念写真。

バスを待つ間、野に咲く花の写真を撮る。南相馬は自然が美しくステキな街。
放射能の影響で現在(いま)は一時帰宅のみで住民は戻っていない。
でも、除染が進んで放射能が低くなれば避難した住民を呼び戻して
以前どおりの生活を始める・・・そんなプランもあるらしい。
「避難した住民を戻す」・・・それには色んな意見や見方があるだろう。
戻る人も居るだろうし、戻らない人も居るだろう。オレはどっちも支持したい。
「放射能が残る街に住むべきでない」・・よくある意見、公式(りくつ)。
でも、オレは余所者が勝手な公式で福島の人が決めたことを非難するのには賛成できない。
非難や批判なんぞ要らん。やるべきは支持と応援だ。

温泉に浸かって酒を呑んで東京に向かう。
東京駅で皆さんと別れる。また東北の何処かで会えるでしょう。その日を楽しみに。
帰宅して風呂に入って一息。ヨモちゃんはあまり近付いてこない(^^;)ゞ

昨日は午前中は筋肉痛でダウン、午後散歩してまたダウン。
ヨモちゃんがボクの横でお昼寝。イイこ、イイこ♪やっぱウチはイイなぁ。

今日は定期検査でお休み。週末、体を動かしたお陰か、数値がイイ!

福島・・南相馬、未だ難題を抱えている。「前に進んでる」と簡単に言ってイイかはワカラン。
でも、久しぶりに訪れて「胎動」を感じた。
未来(あす)に向かって何かが変わり始めている。動き始めている。
ならば、また行って見届けよう。当然だ。

荒浜は当然行くし、閖上も夏には訪れたい。
ま、焦ることはない。感じたままに動けばいい。動いていれば、また会える。
サンキュー、南相馬、福島、そして東北。楽しかったよ。また行くぜ。

コメント