アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

残雪の比良山系武奈ヶ岳を歩く その1 2015年3月18日

2015-04-06 12:12:34 | 冬の山歩き
武奈ヶ岳へは比良山系の西側「坊村」から紅葉の時期に登った事がある。
今回は残雪期に 東側から登ることにした。

武奈ヶ岳の標高は1200メートルと 関西で言えば金剛山より少し高い位なので
安心して気軽に行ったのだが、とんでもなく深い雪と 険しくて長い山道だった。

そして 腐れ雪に腰までめり込むことが多く 底から抜け出す為にすっかり体力を使い果たした。

また一面の銀世界で道も良く分からず 先行者のトレースとGPSの
地図だけが頼りなので、雷が鳴り、雨が降り始めたので トレースが雨で消されないうちに
下山しようと決心して、武奈ヶ岳手前のコヤマノ岳で引き返した。

恐るべし、残雪期の比良山系武奈ヶ岳だった。

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持参した登山道の地図。
それとGPSを持参したが、前後左右白一色の世界では標識も少なくこの地図に大いに助けられた。
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その1 登山口から金糞峠へ
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駐車場に到着したのは午前8時。
イン谷口と大山口の間に駐車場がある。
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支度をして8時半に歩き始めた。正面谷から金糞峠、中峠と進む予定だ。

ちょうど 京都ナンバーのクルマが入ってきて、その方とお話すると、その方は
大山口からダケ道へ入り八雲が原から武奈ヶ岳に歩くという。

谷筋や尾根筋にはまだまだ深い雪があるということなので、アイゼンとピッケルを持った。

比良川沿いの道を歩き出す。
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大山口分岐に来た。ここで下山予定のダケ道と合流する。
しかし 「正面谷の青ガレは非常に危険なので他の道を歩くように」と看板がある。

しばらく考えたが、予定通り進むことにしたが、これがとんでもない道だった。
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しばらくは川沿いの道を進む。
天気も良く 温かくて汗ばむくらいだ。
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やがて道のそばに雪が現れてきた。
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登るに連れて雪の量は次第に多くなる。
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やがて道にも雪が出てきた。
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かくれ滝という標識があるので 覗いてみることにした。
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滝は見えないのに ゴーゴーと大きな音がする。
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岩を回り込むと立派な滝だ。かくれ滝の意味がわかった。
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元の道に戻る。このあたりまではまだ元気があった。
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岩や木のあちこちにルート目印がありとても助かる。残雪の上にはトレースがほとんどのこっていない。
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若い人が後から来て追い越していった。アイゼンも付けずに早いスピードだ。
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雪の状態は 俗に言う「腐れ雪」で中がやわらかくて、すぐに足がめり込む。
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腐れ雪の道が続く。先行の人もよくめり込んでいる
私も頻繁にめり込んで、そのたびに抜け出すのに体力と時間を使う。、
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やがてガレ場に来た。ペンキの矢印が大いに役立つ。
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凄いガレ場に来た。
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ここが「青ガレ」と地図に書いてあるポイントだ。凄い急斜面だ。
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振り返ると微かに琵琶湖が見えている。
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左手に高い山が見えてきた。地図に拠ると堂満岳か。
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降るのはとても危険だと書いてある。
ちょうど早池峰山の河原坊からの谷筋道のように危険な道だ。
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赤いペンキの目印がとても助かる。
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腐れ雪の急斜面の登りが続く。
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所々に深い穴が覗く。怖い怖い。
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あれが峠かな。
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周りはとても急斜面だ。
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上り詰めると峠ではなくてまだまだのぼりが続く。
たびたび雪に腰まで埋り、もがいて脱出するたびに体力と時間がどんどん消費される。
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今度こそ峠のようだ。
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金糞峠到着。ここにもこの谷は危険だから降りるなと書いてある。
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琵琶湖とその中に島が見える。対岸の沖島だろう。
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その2へ続く
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