アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

「世界文化遺産 熊野参詣道中辺路を歩く」 滝尻王子から近露王子へ その3

2014-07-23 00:24:28 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く
その3 大坂本王子から 近露王子へそしてバスで出発点へ帰着
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道を下っていると時々 右手の木々の間から道路が見える。地図を見ると国道311号線のはずだ。道の駅らしき建物も見える。

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約50メートルくらいか、少しだけ道路を歩く。今回のコースでは道路を歩くのは初めてだ。奥駆道も吉野や十津川あたりでは舗装道路をたくさん歩かされたし、小辺路に至っては、半分以上が道路歩きだ。この中辺路は 今のところ古道の保存状態が非常にすばらしい。

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終に「24番標識」通過、あと少しだ。

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このあたりから、笹百合の花が目に付くようになった。ピンクや白の笹百合が山道に咲いて目を楽しませてくれる。

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道もきれいになり、歩くペースもどんどん早くなる。

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古道から少しそれるが 標識どおりに歩くと「牛馬童子」の像がある。

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中辺路のシンボルマーク的な有名な像だ。陰険な藤原一族にだまされて出家させられた花山法皇の熊野詣の姿だという説もあるそうだ。

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山道を更に下ると休憩所に出た。恐らく最後の休憩所だろう。

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休憩所からは近露 の町全体が見渡せる。やっと着いた。

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最後の石畳の道をどんどん下る。枯れた笹の葉で覆われているが石畳の道だ。

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広い道路に出たが 肝心の道標が見当たらない。

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周りを良く探すと橋の袂に立っていた。26番標識なのでこのコース最後の標識だ。安心して橋を渡り町へ進む。地図の通りに川を渡るのだ。

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近露王子到着。社に参拝して無事到着を感謝する。時刻は2時10分だ。歩き出して5時間半で到着した。そのうち20分はお昼の休憩だが。

バスは3時6分なので少し町を散歩する。

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町を歩いていると一軒の民宿の前に七夕の短冊がたくさん飾ってあった。
ご主人に聞くと「この民宿で泊まってもらったお客さんが書いた願い事の短冊」だそうだ。そうかもうすぐ七夕さんなのだ。

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「箸折れ茶屋」という街中のお茶屋さんに入り、ちょうどおなかが空いたので「玉子かけご飯を注文した。これに食後のほっとコーヒーが付いて500円なり。

ここのお上さんに聞くと、この町の民宿に泊り中辺路を通して歩くのは ほとんど外国人だそうだ。大半の日本人はクルマか観光バスでやってきて、そこらへんの古道をチョロット歩いて 引き上げるそうだ。

外国人観光客のトレッカーは山道の景色にうるさいので、崩れた山道の復旧工事も 古い材料を使うとか とても気を使うらしい。

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明光バスのバス停に着いてバスを待つ。バスは他にも竜神バスもあり、バス停も時間も違うので 要注意だ。

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滝尻王子から近露王子まで5時間かかって歩いた距離を路線バスは20分で帰ってきた。料金は730円だ。
このコースの人気の秘密は バス便が多くもとの場所に帰ってくるのが簡単なこともあるのだろう。マイカーの回送サービスもあり、この「滝尻熊野古道館」で受け付けてくれる。

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中へ地を歩く今後の参考の為に「熊野古道館」に入ってみた。中辺路の案内地図もここで頂いた。

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実際に歩いた記録 その1

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実際に歩いた記録その2

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高度と距離の記録

熊野古道館で頂いた地図では今回のコースの距離は12キロだが実際は寄り道などもあり、15キロ歩いていた。

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今回歩いたコースは ほとんどが山道でしかもよく整備されていた。さすが人気のコースだけある。林道や国道との、横断箇所はあったが  舗装道路歩きもなく楽しく歩けた。

この道に多いという外国人の方も 安心して楽しく歩けるのではないだろうかと思った。

同じ世界遺産の道でも ゴルフ場の中を歩く「高野町石道」、大半が舗装道路歩きの「小辺路」などとは違い、道も景色もよく保全されている。同じ和歌山県でもこの違いは なんなのだろう。

また女性が入れない場所のある「大嶺奥駆道」は 途中退却ルートが極端に少なく バス便も169号線沿いに一日1本と極端すぎる。

それらの道に比べて バスの便が多いこの道は安心して歩けた。

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※バスの時刻表 http://www.ryujinbus.com/shuttle_bus/time_fare/h26_hongusen_jikokuhyo.pdf

中辺路観光協会

http://www.nakahechi.jp/index.html

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