さて、次クールも続く「ロミ×ジュリ」ですが、
今回はお話があまり動かなかったので比較的簡潔に。
ロミオとジュリエットは、シエロに乗ってふたりでどこか遠いところへ行こうとします。
端的にいえば、駆け落ちです。
が、いまいち計画性がないのがこのふたりの子供っぽいところ。
とりあえず、ふたりはちょっと前に一緒に雨やどりした湖を通り過ぎ、目の前にある山を越えていこうとします。
その途中で、ロミオたちはシエロの仲間たちが住んでいるといわれている森に通りかかります。
ここで、ジュリエットが食べごろの野いちごを発見すると、
ロミオはジュリエットが刺繍してくれたハンカチを差し出します。
当然、ジュリエットは大喜び。そりゃ「君だと思って持ってる」と言われればね。
しかし、「今度はシャツを縫うわ!」と気合いを入れるジュリエットに対し、
ロミオは何か困った顔をします。
あれですね、味の微妙なケーキを食べさせられて「うれしいよ」(「おいしい」とは言ってない)と言ったら、「今度はお弁当を作ってくるわ!」と言われちゃったみたいな(笑)。
野いちごを食べながら、ジュリエットはコーディリアの話をしました。
一方で、ロミオもシエロのことをジュリエットに話しました。
お互いの思い出を共有する作業ですね。
まあ、そんなのも含めて、ふたりで何かイチャイチャしてます。
「コンラッドのこともたまには思い出してあげてください」
と言いたくなるくらいに。
そんな旅の途中で、ふたりは傷ついたメスの竜馬を発見します。
どうやら、竜馬狩りから逃げてきたようです。
狩人は3人でしたが、ロミオとジュリエットとシエロでひとりずつ倒してしまいました。
何だかんだいって強いな、こいつら(笑)。
で、ロミオはシエロがメスの竜馬を守ったように、自分もジュリエットを守ると誓い、
その場でシエロを解放してやったのでした。
このときに「何にも縛られず、自由にここで暮らすんだ」と言ったのは、
半分は自分に対するものだったのでしょう。
やがて、ふたりは街を見つけます。
ここで、ロミオは持っている宝石と食べ物を交換してもらうのですが、
なんかずいぶん安く買い叩かれていたような気がします。
しっかりしてくれ、ロミオ。
「大丈夫、何とかなるよ」と言われても、不安で仕方がない(笑)。
そのロミオが発見した小舟に乗って、ふたりは川を下っていきます。
このとき、ロミオは眠っているジュリエットの頭を抱え、
どうやら怖い夢を見ているらしく、うなされているジュリエットのことを思って、
「君の苦しみをかわってあげられたらいいのに」と言います。
実は、シエロと別れた直後にジュリエットも、
「あなたの悲しみをかわってあげられたら……」と考えていました。
ふたりが心の奥底でちゃんとつながっているのがわかっていい感じ。
そんなふたりがたどりついたのは、アイリスの花畑と、そのそばにあった古びた教会。
ここにたどりつくまでに、どこぞのおじいさんに姿を見られていますが、
このへんは次回以降に意味がわかるでしょう。
ふたりは、この教会でふたりきりで結婚式をあげます。
舟の上で、ジュリエットが「お嫁さんになるのが夢だった」と言ったのに対して、
ロミオが「君の夢を叶えるのが僕の夢」といって応えた形です。
ふたりとも、頬を紅潮させ、目をきらきらさせてましたよ。
……死亡フラグですけどね(笑)。
先々週までのことを思い返すと、お前ら何現実逃避してやがりますかとも思いますが、
いずれ悲劇に向かっているというのなら、今の間だけでも幸せに過ごしてくれればいいです。
何だかんだいって二人とも純粋で、応援できるカップルですから。