いずれにせよ買うんだけど

＜今朝の行動＞

コンビニによってヤングアニマルの「キミキス（お嬢編第１話）」を立ち読みして英気を養うぞ！
　　↓
ヤングアニマル発見！
　　↓
羽海野チカ新連載記念クリアファイル付き＝ヒモでくくられている
　　↓
にょろーん ('・ω・`)

読みきりのほうにはまった

ネットでちょっと評判になっていた「キスよりも早く」（田中メカ）を買ってきました。
ざっくりあらすじを説明すると、
主人公は１６歳の女子高生で、両親を亡くしており、
弟とともに親戚中をたらいまわしにされていたのですが、
ある日その状況にうんざりして家出し、路頭に迷っていたら、
地味～な担任教師が探してくれて、救いの手を差し伸べてくれます。
それでもつい「中途半端な同情しないでよ！」と言ってみたら、
何か話の勢いで「彼女と結婚して養う」ということになってしまうところからはじまるお話。

主人公の文乃は、わりと生真面目な性格で、
他人に甘えるのをよしとしないところがあります。
先生の役に立とうとして、へたくそなくせに料理を作ってみたりとかしてね。
その一方で、大事にされすぎてキスもしてもらってない状況に耐えられなくて、
セクシー下着つけて誘ってみたりするかわいいところもあったりして。
何にせよ、いつも他人の事情を考えて行動できる頭のいい子だと思います。

先生はというと、かつてはむちゃくちゃ強いヤンキーだったのが、
教師になるため必死に努力したという経歴の持ち主。
少女マンガに出てくる男キャラって、
本気になったらすごく強いんだけど、普段はそれを振りかざさない紳士的な人というのが理想とされているような気がします。
このへんがねー、やさしくすることしかできないからやさしくするヘタレギャルゲー主人公と違うところでねー（笑）。

で、そんなふたりがベタ甘なラブコメを繰り広げるのが本筋。
おおよそ「ツンデレデレデレデレデレデレデレ」くらいの割合で。
「お前のことを、生涯守り続ける！」みたいな、
恥ずかしいセリフが飛び交う作品が好きな人には向いていると思います。

まあ、表題作もおもしろかったのですが、
私は読みきり作品の「月とひまわり」にはまっちゃいました。
一言でいうと「これなんて栞シナリオ？」なんですが、
ヒロインの美月が、「らき☆すた」のみなみさんばりに感情表現が表に出ない子で、
それゆえに、ちょっと表情が緩むと、恋人役の男子と同じような気持ちで嬉しくなれたんですね。

……今思ったんですけど、萌えキャラというのは、
「ひとつだけレアな感情がある」というのも要素になりうるんじゃないかと。
いつもニコニコしている人が、自分の前では泣いてみたり、
無表情な子が、何かをきっかけにとびっきりの笑顔を見せてみたり、
普段は温厚なヒロさんが、体重の話をされるとキレてみたり（笑）。

そんな感じで、どちらも実に私好みの甘ったるいお話でした。
心の中に桃色成分が足りないなあと感じる方は、一度読まれてはいかがでしょうか。
ああ、桃色はルイズで十分ですか、そうですか……。