こないだ、お(ryから「富野はガンダム以上の作品を作れていないという批判がある」という話を聞いたとき、
「ならば、それ以上の作品が作れるのかとその人に聞きたい」と言ったら、
「それはやっちゃいかん反論だろ」と言い返されまして。
まあ、事実その通りです。
その基準に従うと、作品を批判できる人がほとんどいなくなっちゃうから(笑)。
ただ、そういう批判が出てくる背景には、
「人間は成長するものだから、
クリエーターは常に以前の作品よりもおもしろいものを作れるはずである」
という思いこみがあると思ったわけです。
それをふまえて「富野はガンダムから成長していない」というのがその批判の本質であろうと。
ただ、その場合は「ガンダムよりすぐれたエンターテインメント作品がどれほど作られてきたか」を考慮しなければなりません。
ガンダムを超える作品があまた生まれてきたのなら、その批判は的を射ていますが、
そうでないというなら、本人でさえもガンダムを超えるのは簡単ではないはずです。
というのは、物語をおもしろく見せる技術は基本的に進歩していくものですが(時代遅れになる可能性もある)、
物語のアイディアには、当たり外れがあるからです。
「機動戦士ガンダム」という作品が、アイディアは平凡だけど、演出や作画のクオリティで面白く見せていた作品であるなら、
まだまだ延びしろはあると思いますが、
ガンダムはロボットアニメのひとつの方向性を決定付けた記念碑的作品です。
アニメ史に残るほどの革新的アイディアをベースにした作品を超えるには、
同じくらい斬新なアイディアを持ってこないといけません。
そんな特大ホームラン的なアイディアは、ひとりのクリエーターがひとつ思いつけば十分です。
そういう点において、エロゲとかでも一山あててしまったメーカーは、
次回作に期待されすぎるのがつらいと思いました。
「WHITE ALBUM」にしても、
広く評価されたのは発売よりずいぶん先になってからのことでしたし。
あー、だからそういうメーカーは大作主義になって、
延期の常連になっていくのだわ……。
「ならば、それ以上の作品が作れるのかとその人に聞きたい」と言ったら、
「それはやっちゃいかん反論だろ」と言い返されまして。
まあ、事実その通りです。
その基準に従うと、作品を批判できる人がほとんどいなくなっちゃうから(笑)。
ただ、そういう批判が出てくる背景には、
「人間は成長するものだから、
クリエーターは常に以前の作品よりもおもしろいものを作れるはずである」
という思いこみがあると思ったわけです。
それをふまえて「富野はガンダムから成長していない」というのがその批判の本質であろうと。
ただ、その場合は「ガンダムよりすぐれたエンターテインメント作品がどれほど作られてきたか」を考慮しなければなりません。
ガンダムを超える作品があまた生まれてきたのなら、その批判は的を射ていますが、
そうでないというなら、本人でさえもガンダムを超えるのは簡単ではないはずです。
というのは、物語をおもしろく見せる技術は基本的に進歩していくものですが(時代遅れになる可能性もある)、
物語のアイディアには、当たり外れがあるからです。
「機動戦士ガンダム」という作品が、アイディアは平凡だけど、演出や作画のクオリティで面白く見せていた作品であるなら、
まだまだ延びしろはあると思いますが、
ガンダムはロボットアニメのひとつの方向性を決定付けた記念碑的作品です。
アニメ史に残るほどの革新的アイディアをベースにした作品を超えるには、
同じくらい斬新なアイディアを持ってこないといけません。
そんな特大ホームラン的なアイディアは、ひとりのクリエーターがひとつ思いつけば十分です。
そういう点において、エロゲとかでも一山あててしまったメーカーは、
次回作に期待されすぎるのがつらいと思いました。
「WHITE ALBUM」にしても、
広く評価されたのは発売よりずいぶん先になってからのことでしたし。
あー、だからそういうメーカーは大作主義になって、
延期の常連になっていくのだわ……。