ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

浅野真澄がはまりすぎている

2006-10-10 01:12:25 | アニメ
「乙女はお姉さまに恋してる」第1話を先ほど見ました。
原作ファンとして、アニメスタッフがこの作品をどう理解し、再構成するかについて非常に興味がありましたので、
今クールスタートの作品中では一番注目していました。

まずはあらすじ。

鏑木瑞穂(男)は、おじいさまの遺言により、
鏑木財閥が創設した女学院に転校することになりました。
そこは、瑞穂の母、幸穂が通っていた学校でもあります。
瑞穂は、親戚で幼なじみでもある御門まりやの手引きで、
女の子らしく変身し(もともと女性的な容姿だったんですが)、
宮小路瑞穂と名乗ることにします。
男であることがばれないかどうか不安に感じつつ登校してみると、
その容姿端麗さに他の女生徒が魅かれてしまい、
あっという間に学校中にその存在が知れ渡ってしまったのでした。


第1話では、瑞穂とまりやを中心に話を動かしていたので、
貴子さんや紫苑さん(名前は出てこなかったか)はちょこっと出てきただけでした。
それでも、貴子さんが噂になっている瑞穂を意識していて、さらにまりやとは何やら確執があるっぽいこと、
紫苑さんが物語において重要な存在になることはちゃんと匂わせていました。

噂の中では、なにげに「エルダー」という重要単語も出てきてましたね。
しかし、そのへんの設定はひとまず放っておいて、
あくまで「女子校にいきなり放り込まれて、戸惑いを隠せない瑞穂」という部分にお話をしぼったのは、
初見の視聴者を混乱させないようにする配慮として適切だったと思います。
まりやは、そんな瑞穂をフォローする役割をしっかり果たしていて、
原作に見られた「瑞穂で遊ぼう」的なところが目立たなかったことが、
かえって彼女の好感度を高めているんじゃないでしょうか。

さて、懸念材料のひとつであった「声」について。

瑞穂:プライベートのときの低い声と、知らない人といるときの女性声をうまい具合に切り替えていた。
まりや:ぜんぜん違和感がない。
奏:んー、守ってあげなきゃ的な頼りなさには欠けるかな。由佳里との対比上、もうちょっとベタベタに甘えてもいいと思う。
由佳里:元気があって非常によろしいです。
紫苑・貴子:出番が少ないので評価しにくい。

全体として、元キャラのイメージを外しているようなキャスティングにはなってないと思います。
君枝さんはもう少しようすをみたいですが……。

なにしろ第1話を見て一番強く感じたのは、
「まりやって、けっこういい子だなあ」ということ。
じゃあ今までどう思ってたんじゃい、ってことですが(笑)、
なにぶん、私の生き方が貴子さん寄り(「私はかくあるべき」と考えて行動する)なので、
その方法論と真っ向から対立していたまりや(「私はかくありたい」と考えて行動する)とはそりが合わなかったんです。
ところが、アニメのまりやはひとまず自分のことはおいといて、
瑞穂が女学院の中で普通に暮らしていけるように、すごく配慮しています。
まあ、パジャマパーティーについては、
ちょっと楽しんでる部分も見え隠れしてましたが、それはご愛嬌(笑)。

でも、こうなると貴子さんが敵役みたいに描かれるのかもと思えて、少しだけ不安だったり。
貴子さんは公明正大なところが美点なんですから、
そこははずさないようにしてほしいですよー。
コメント (2)
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