領土拡大に成功した医師と領土拡大できなかった歯科医師
私見が入りますが、皆さんの多くが納得して頂けると思う内容です。
ご存じの方は多いと思いますが、全国の歯科医院の数は2017年1月末の医療施設動態調査によると、歯科医院6万8872。コンビニ5万5322店。でコンビニよりも歯科医院の方が圧倒的に多いそうです。
そして、医学部に次ぐ大学の難関学部の歯学部に入学したのに、歯科医師の平均年収は約700万円、厚生労働省2016年調査、だそうです。
何が言いたいのかというと、医師も歯科医師も昔より大幅に増えているのに医師は新たな分野を開拓したのに歯科医師は新たな分野をほとんど開拓できなかったから待遇に差がついているのではないかという事です。
医師の新たに開発した分野はとても多いです。
頭髪が薄い、禁煙したい、高血圧等の予防医学など昔は病気ではなかったものを病気にしています。これらが悪いと言っているのではありませんが、
私の専門分野の心の世界では、さすがに行き過ぎていると、あくまでも私見ですが、私は思っています。
先程のブログに書きましたが、昔は、多くの人たちが出来る事が出来なかったら出来るように頑張って努力をして出来るようになっていました。ですから、昔は不登校の子も引き籠りの子(大人も)は私の周りでは一人も居ませんでした。では、昔の方が今より学校や社会は優しかったかというと逆です。先生は生徒に軽い暴力を振るう事は可でしたし、セクハラやパワハラという概念も言葉もありませんでしたから、私がサラリーマンをしていた頃は、「馬鹿、ぼけ、チョン、出来ないのなら今すぐ辞めろ」という事は日常茶飯事でした。女性は上司に体を触られても許さなければいけない時代でした。
しかし、医師だけではなく、世界的な考え方の変化や流れがありますが、私の分野では、必要な人生勉強不足で、結果として色々な事で辛いのだから、必要な人生勉強をして少なくとも多くの人たちと同程度のレベルにならないといけないのに、医師は直ぐに何でもと言ったら言い過ぎかも知れませんが、病気にしてしまいます。
昨日のブログに書きましたが、必要な人生勉強が出来ていない人は小学校の低学年~幼稚園児くらいの考え方や感じ方をします。ですから、眼前の楽な事に直ぐ飛びつきます。医師が病気だと言ってくれる事は必要な人生勉強不足の人はとても喜んで受け入れます。しかし、今は、とりあえず良いとして、10年後、20年後、30年後はどうなるのでしょうか? 病気だと言ってくれた医師は絶対に責任を取ってはくれません。
不登校を例にすると、昨年のどこかでこのブログに書いたのですが、NHKラジオの番組に不登校の子を持つ母親が相談の電話をして来てパーソナリティの男性は何を言ったのかというと、不登校も個性だ、個性は良い事だ、不登校を恥じる必要はない、と言って、不登校の小学生の本人にも直接、不登校を悪い事だと思う必要はない、胸を張って不登校をして本を読むのが好きだったら朝から晩まで読んでいよう。それが君の糧になる、等の事を言ったのです。
私が古いのかも知れませんが、不登校は個性と言えば個性でしょうが、悪い個性でしょう。悪い個性は直さなきゃダメでしょう。と思っています。全くNHKのパーソナリティには同感できません。
とりあえず、多くの人たちが出来る事は出来るようにならなければ辛い苦しい人生のままで一生を終えると私は思います。
不登校を例にすると、不登校で学校には行けなかった子だったけれども、不登校は個性の一つで個性はすべて良い事だから、不登校だった事を入社試験でアピールする事で、会社は積極的に入社させてくれるでしょうか? そして、入社した会社でバリバリと仕事をして会社に大きく貢献できるでしょうか? または、不登校だったけれども、優秀な経営者になって豊かな生活を送れるでしょうか? もちろんサッカーのカズのように学校よりもやりたい事が有って学校をやめる子は優れているでしょう(全員がそうだとは思えませんが)。カズは学校に行こうと思えば行けるけれども、学校よりも、おそらく非常に辛い苦しいブラジル行きを選んだのです。
ですから、学校に行こうと思えば行けるけれども、学校に行く以上の事をしたいから不登校をしているのでしたら、NHKラジオのパーソナリティが言うとおり、良い個性でしょう(全員がそうだとは思えませんが)。しかし、学校に行こうと思っても行けないのでしたら、周りの大人たちは学校に行けるように協力をしなければいけないでしょう。もちろん、昔のように、首に縄を付けて殴り倒してでも学校に無理やり行かせる、連れて行くのは、さすがの私もやり過ぎだと思います。
しかし、学校に行こうと思っても行けないという子の原因は、ほぼ100%゜必要な人生勉強不足から来ている勘違いなのですがとても大きな恐怖心です。前のブログに書いているゲゲゲの鬼太郎のだるま妖怪が怖くて眠れないのと同じような事です。
あくまでも不登校は一例です。医師が病気だとか病気のように言う多くの結果の事柄、具体的には、不登校、引き籠り、対人緊張症、神経症、うつ病など、他にもっとたくさんありますが、これらのほとんどは必要な人生勉強不足が原因なのです。
最後に、不登校を例にしましたから、不登校で締めようと思いますが、
不登校をしている君、不登校の親御さんたち、周りの大人の人たち、NHKラジオのパーソナリティが全国放送で言っていた通り、不登校は個性だから良い、不登校をしている事を恥じる事はない、不登校も立派な人生経験、等で良いのですか?
それとも、学校に行けるように、必要な人生勉強をめちゃくちゃ頑張って身に付けるべきですか?
この事を考えて頂ければこのブログを書いた価値がありますからうれしく思います。矢野裕洋