対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法(5)
2008年10月28日(火)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
中2日休みましてご免なさい。
対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法の5回目です。
今回から論理的に考える能力向上のお話に入ります。
言い換えると、具体的な対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法に入ります。
最初に、以前書いた 桂枝雀 さんの落語の一節を以前より詳しく書きます。
最初は 「あるかも知れないな」 と思っても論理的に考えると 「さすがにそんな事はないでしょう」 と思って笑ってもらおうという話です。
時代は落語ですから江戸時代か明治時代くらいでしょう。
不精な父親と息子が寝ていて、息子が父親に話かけるところからはじまります。
「お父さん、お父さん。」
「お父さん、お父さんて無精者の癖に二回も呼ぶんじゃない。どうしたんだ?」
「お父さんね、お灯明の火を消し忘れているんですよ。今日は風が強いから若しかしたらお灯明の火が何かに燃え移って火事になるのではと思うのですが、私は消しに行くのが面倒なのでお父さんに消しに行ってもらえないかと思いまして。お父さん、お灯明の火を消してくれませんか?」
「お前が消した方が良いと思うのならお前が消しに行きなさい。お前が面倒だったら私はお前の親なのだからお前以上に面倒だ。」
「じゃあ、どうしましょうか?このままで放っておきましょうか?」
「そうしろ。そうしろ。」
暫くして
「お父さん、お父さん。」
「何回もまたどうしたんだ。」
「お父さんですね、やはり、予想通り、お灯明の火がしめ縄に燃え移りましたよ。これは消した方が良いと思うのですが。」
「お前が消した方が良いと思うのなら消しなさい。」
「そうなんですけど、私、面倒なんです。お父さん、消してくれませんでしょうか?」
「お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。消した方が良いと思うのならお前が消しなさい。」
「私、とても面倒なんです。じゃ、放っておきましょうか?」
「そうしろ、そうしろ。」
また、暫くして、
お父さん、お父さん。」
「またまた、何回も何回もどうしたんだ。」
「お父さんですね、今度はしめ縄の火が天井に燃え移りましたよ。これは火事じゃないでしょうか?今度こそ消した方が良いと思うのですが?」
「お前が消した方が良いと思うのなら消しなさい。」
「そうなんですけど、私、面倒なんです。お父さん、消してくれませんでしょうか?」
「お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。消した方が良いと思うのならお前が消しなさい。」
「私、とても面倒なんです。じゃ、放っておきましょうか?」
「そうしろ、そうしろ。」
またまた、暫くして、
「熱いっ!! お父さん、お父さん。」
「何回も何回もどうしたんだ。」
「今度は足元がメラメラ燃えていますよ。とても熱いですよ。このままでは大変な事になるのではないでしょうか?お父さん、逃げた方が良いと思うのですがお父さんどうしましょうか?」
「熱いっ!!お前が逃げた方が良いと思うのなら逃げればよいじゃないか。」
「熱いっ!!そうなんですけど、私、面倒なんです。」
「熱いっ!!お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。」
「熱いっ!!じゃあ、このまま寝ていましょうか?」
「熱いっ!!そうしろ、そうしろ。」
という事で親子二人とも焼け死んでしまったというお話です。
最初は「若しかしたらあるかな」と思えるのですが、お灯明の火がしめ縄に燃え移り、天井に燃え移り、足元が燃えて熱くなってくると、だんだん「さすがにそんな事はないでしょう」と思えて来て笑い話になるのです。
論理的に考えてそんな事はないでしょうと思えなければ笑い話にならないで、親子が焼け死んだ悲しい話になってしまいます。
対人緊張症(社会不安障害)も同じなのです。
例えば、
「私は会社で毎日何度も赤面をしています。赤面をする度に声に出したり顔に出したりはしませんが回りの人間は心の中で大笑いをしているのです。そして、家に帰ったら奥さんや子供と夜が明けるまで毎日私の赤面の話を笑いながらしているのです。」
本当にこんな事をいう人がいるのです。
最初は若しかしたらと思う人もいるでしょうが、さすがに毎日家で夜が明けるまで笑っていると言うとそんな事はないでしょうとなりますよね。
だいたい毎日夜が明けるまで起きていたら寝る時間がないですよね。
それに同じ話を毎日していてこの家族はあきないのでしょうか?
他の重要な話はないのでしょうか?
こういう風に論理的に考えるとこの人の思考は変ですよね。
そもそも赤面の噂をされるのは嫌でしょうが、私の所(心理療法ハッピーライフ)に来られるほど何が怖いのでしょうか?
対人緊張症(社会不安障害)の人たちは 赤面=怖い という固定観念を疑うことを忘れていて豊かなイメージ力で更に赤面したら怖いと、予期不安、風が吹いたら桶屋が儲かる、のように本当は存在しない恐怖を 妄想風船 のように心の中で大きく大きくさせて「どうしよう、どうしよう。」と一人相撲を取っているのです。
これが対人緊張症(社会不安障害)の正体です。
論理的に客観的に対人緊張症(社会不安障害)を考えて行き、間違った固定観念を壊して、正しい認知に修正して行けば、病院に行く必要も薬も必要なくなります。
今までの悩みは一人相撲のようなものでしたから人生がとても楽になり楽しくなります。
経済的にも豊かになれます。
良い事だらけです。
最後に、対人緊張症(社会不安障害)を 『治す』 という事から 『より良い人生作り』と考えて欲しいと思います。
症状がなくなれば良いでは豊かな人生は送れません。
根本的に間違った考え方から修正をして素晴らしい人生にしようという考え方になって欲しいです。
対人緊張症(社会不安障害)は病気ではなくよくよく見ると本当に勘違いの産物なのです。
病因に行くほど酷くないという人(軽症の人)も 『自分への投資』 と考えて間違った所を修正される事をお勧めします。
次回は正しい考え方を作る客観視のお話を書く予定です。
皆さん、せっかく生まれて来たのですから「生まれて来て良かった!」という人生にして行きましょう。
大丈夫(笑)。大丈夫(笑)。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて a@happylife.jp に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。
2008年10月28日(火)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
中2日休みましてご免なさい。
対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法の5回目です。
今回から論理的に考える能力向上のお話に入ります。
言い換えると、具体的な対人緊張症(社会不安障害)を自分で治す方法に入ります。
最初に、以前書いた 桂枝雀 さんの落語の一節を以前より詳しく書きます。
最初は 「あるかも知れないな」 と思っても論理的に考えると 「さすがにそんな事はないでしょう」 と思って笑ってもらおうという話です。
時代は落語ですから江戸時代か明治時代くらいでしょう。
不精な父親と息子が寝ていて、息子が父親に話かけるところからはじまります。
「お父さん、お父さん。」
「お父さん、お父さんて無精者の癖に二回も呼ぶんじゃない。どうしたんだ?」
「お父さんね、お灯明の火を消し忘れているんですよ。今日は風が強いから若しかしたらお灯明の火が何かに燃え移って火事になるのではと思うのですが、私は消しに行くのが面倒なのでお父さんに消しに行ってもらえないかと思いまして。お父さん、お灯明の火を消してくれませんか?」
「お前が消した方が良いと思うのならお前が消しに行きなさい。お前が面倒だったら私はお前の親なのだからお前以上に面倒だ。」
「じゃあ、どうしましょうか?このままで放っておきましょうか?」
「そうしろ。そうしろ。」
暫くして
「お父さん、お父さん。」
「何回もまたどうしたんだ。」
「お父さんですね、やはり、予想通り、お灯明の火がしめ縄に燃え移りましたよ。これは消した方が良いと思うのですが。」
「お前が消した方が良いと思うのなら消しなさい。」
「そうなんですけど、私、面倒なんです。お父さん、消してくれませんでしょうか?」
「お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。消した方が良いと思うのならお前が消しなさい。」
「私、とても面倒なんです。じゃ、放っておきましょうか?」
「そうしろ、そうしろ。」
また、暫くして、
お父さん、お父さん。」
「またまた、何回も何回もどうしたんだ。」
「お父さんですね、今度はしめ縄の火が天井に燃え移りましたよ。これは火事じゃないでしょうか?今度こそ消した方が良いと思うのですが?」
「お前が消した方が良いと思うのなら消しなさい。」
「そうなんですけど、私、面倒なんです。お父さん、消してくれませんでしょうか?」
「お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。消した方が良いと思うのならお前が消しなさい。」
「私、とても面倒なんです。じゃ、放っておきましょうか?」
「そうしろ、そうしろ。」
またまた、暫くして、
「熱いっ!! お父さん、お父さん。」
「何回も何回もどうしたんだ。」
「今度は足元がメラメラ燃えていますよ。とても熱いですよ。このままでは大変な事になるのではないでしょうか?お父さん、逃げた方が良いと思うのですがお父さんどうしましょうか?」
「熱いっ!!お前が逃げた方が良いと思うのなら逃げればよいじゃないか。」
「熱いっ!!そうなんですけど、私、面倒なんです。」
「熱いっ!!お前が面倒だったら私はお前以上に面倒だ。」
「熱いっ!!じゃあ、このまま寝ていましょうか?」
「熱いっ!!そうしろ、そうしろ。」
という事で親子二人とも焼け死んでしまったというお話です。
最初は「若しかしたらあるかな」と思えるのですが、お灯明の火がしめ縄に燃え移り、天井に燃え移り、足元が燃えて熱くなってくると、だんだん「さすがにそんな事はないでしょう」と思えて来て笑い話になるのです。
論理的に考えてそんな事はないでしょうと思えなければ笑い話にならないで、親子が焼け死んだ悲しい話になってしまいます。
対人緊張症(社会不安障害)も同じなのです。
例えば、
「私は会社で毎日何度も赤面をしています。赤面をする度に声に出したり顔に出したりはしませんが回りの人間は心の中で大笑いをしているのです。そして、家に帰ったら奥さんや子供と夜が明けるまで毎日私の赤面の話を笑いながらしているのです。」
本当にこんな事をいう人がいるのです。
最初は若しかしたらと思う人もいるでしょうが、さすがに毎日家で夜が明けるまで笑っていると言うとそんな事はないでしょうとなりますよね。
だいたい毎日夜が明けるまで起きていたら寝る時間がないですよね。
それに同じ話を毎日していてこの家族はあきないのでしょうか?
他の重要な話はないのでしょうか?
こういう風に論理的に考えるとこの人の思考は変ですよね。
そもそも赤面の噂をされるのは嫌でしょうが、私の所(心理療法ハッピーライフ)に来られるほど何が怖いのでしょうか?
対人緊張症(社会不安障害)の人たちは 赤面=怖い という固定観念を疑うことを忘れていて豊かなイメージ力で更に赤面したら怖いと、予期不安、風が吹いたら桶屋が儲かる、のように本当は存在しない恐怖を 妄想風船 のように心の中で大きく大きくさせて「どうしよう、どうしよう。」と一人相撲を取っているのです。
これが対人緊張症(社会不安障害)の正体です。
論理的に客観的に対人緊張症(社会不安障害)を考えて行き、間違った固定観念を壊して、正しい認知に修正して行けば、病院に行く必要も薬も必要なくなります。
今までの悩みは一人相撲のようなものでしたから人生がとても楽になり楽しくなります。
経済的にも豊かになれます。
良い事だらけです。
最後に、対人緊張症(社会不安障害)を 『治す』 という事から 『より良い人生作り』と考えて欲しいと思います。
症状がなくなれば良いでは豊かな人生は送れません。
根本的に間違った考え方から修正をして素晴らしい人生にしようという考え方になって欲しいです。
対人緊張症(社会不安障害)は病気ではなくよくよく見ると本当に勘違いの産物なのです。
病因に行くほど酷くないという人(軽症の人)も 『自分への投資』 と考えて間違った所を修正される事をお勧めします。
次回は正しい考え方を作る客観視のお話を書く予定です。
皆さん、せっかく生まれて来たのですから「生まれて来て良かった!」という人生にして行きましょう。
大丈夫(笑)。大丈夫(笑)。
心理療法ハッピーライフのセラピーに興味が有る方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を書いて a@happylife.jp に無料資料請求と題名を書いて無料資料を請求して下さい。
ヤマト運輸メール便にて約50枚ほどの資料をお送り致します。
心理療法ハッピーライフ公式ホームページhttp://www.happylife.jp
心理療法ハッピーライフは1998年開業ですから11年目になります。