仁義なき麺喰戦争(現在、休戦中)

埼玉・都内+東北の麺類食べ歩きの記録
お店の情報は最新のものではないので悪しからず

一元(1)@清瀬

2010年09月13日 | 東京都・ラーメン




■店舗情報

住所 〒204-0021 東京都清瀬市元町2丁目4-12
電話番号 042-491-0051
営業時間 11:00~20:45
定休日 火曜日+最終月曜日
座席数 カウンター12席
喫煙 可
最寄り駅 西武池袋線「清瀬駅」
駐車場 なし

■感想

最近、所謂スタンダードな「東京ラーメン」
もしくは懐かしい「昔ながらの中華そば」って系統の
ラーメン店が激減しているような気がする。

でも「東京ラーメン」の定義は?って突っ込まれそうなので
一応、下記『ウィキぺディア』より。

東京ラーメンとは「醤油ラーメン」の代表であり、
日本のラーメンの原型となっている。
多くの場合、和風だし、醤油味、中細縮れ麺が使用される。
ご当地グルメブームなどの流行に乗らず
昔から続いているオーソドックスなラーメンで、各地で食べられている。
(一部抜粋の内容)

最近では激しいラーメンブームの潮流や
世代交代・代替わりが出来ずに姿を消すお店が多くあるように感じる。
西武線沿線でもそれは最近顕著にある光景である。

今流行のラーメンを追いかけるのも1つの楽しみだが
長年愛されている伝統の味をじっくり味わうのも
また麺喰としての醍醐味であるわけで・・
今回は以前から気になっていたコチラのお店へ。

ネットで見ると昭和36年創業なんてことも・・
外観はご覧のとおり古き良き昭和が漂っている。
すごい雰囲気ありますね~
「中華そば専門の店」「味の~」「味本位」
なんてフレーズもあって拘ってます~的な印象も。
一元○のマークも良いねぇ~

鋭角なカウンター席12席ほどの店内。
かなり大きな羽釜にスープ、やや小さめの羽釜で麺茹。
穏やかな老夫婦が二人で営んでいる様子。

午後15時過ぎで先客2名、後客1名。
近所の常連と見受けられる。
先ずは瓶ビールで喉を潤して一息ついてから
中華そばを食べている年配客も居るようだ。
良いねぇ~昼間からこの雰囲気。

初訪なんで取り合えずメニュー先頭の「中華そば」を。

ご主人が丁寧かつ手際よく中華そばを作る姿に
長年のキャリアらしきオーラを感じずにはいられない。
ご主人が目の前のカウンター上に一度丼を乗せ
それを女将さんがどうぞと丁寧に差し出してくれる。
接客も実に好印象で食べる前から期待が高まった。


◎ 中華そば 420円

スタンダードな東京ラーメンのビジュアル!
濁りの一切ない清湯スープ。
具は、チャーシュー、ほうれん草、ナルト、長葱、海苔。
珍しく、メンマが見当たらない。



小ぶりながら丁寧な仕事を感じるチャーシュー。
注文後にご主人が切り出したもの。
僅かな歯応えを残したチャーシューのお手本のような食感。



「一元」と名入りの器に冴える
やや濃い目の色合いのスープ。



早速、スープを

あっ・・うまいっ!

雑味が無いとはこの事か?
優しい出汁にこれまた絶妙の醤油ダレを合わせた印象。
出汁は鶏ベースのように感じるが。
魚介(鰹?煮干?)類も控え目な程度に効いてる。
後味も舌にピリピリこないことから
どうやら無化調なのだろうか?
油分も控えめで作り手の穏やかさが伝わってくるような
癒しを感じる素晴らしい醤油スープ。



麺も「東京ラーメン」を連想させる
スタンダードな中細縮れ。
加水低めな印象だが麺の茹で加減は絶妙だった。

あ~ うまいっ


昔どこかで出会った?と思い起こすような印象で
麺を啜るたびに懐かしさが口元から溢れ出した。
麺量はそれほど多くないのでお腹の減り具合では大盛がいいかな。



人によっては(インパクト重視、濃厚系好きな人達には)
この味は物足りなさを感じるかもしれないが
個人的には物凄い名店に出会えた印象。
因みにお冷は水道水がベースらしいですがある工夫で
カルキ臭さが消えていて素直に「美味い」と思えます。
水に拘るお店に悪いお店は無いと感じます。
こんな名店が西武線沿線にはまだ眠っているのだろうか?
次回はチャーシューメンかワンタンメンあたり気になりますね。

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