八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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在日外国人のための日本語教室【八尾市市民活動支援基金事業助成金】

2023-03-29 17:24:45 | 取材記録(2021~2024年度)

 こんにちは。つどい業務責任者の新福です。
 シリーズで掲載しています「八尾市市民活動支援基金事業助成金」を取得された団体の取材をお届けいたします。
 今年度は、これで最終回です。
 ほな、ど~ぞ~ \(~o~)/



 今回は、つどい登録団体「八尾学びの会」の活動先へ取材 

 在日外国人のための日本語教室として、8年前から曙川東小学校区校区集会所で毎週1回、日曜日に開催をしています。
 在日外国人が日本の社会生活に適応され、暮らせるようになることを目的とし、日本語の読解や会話、併せて文化や歴史についての学習を行っています。

 今回は、雨であったのか、参加者が4名でした。ベトナムの方が3名、中国の方が1名でした。


 
 活動先の様子は、こような感じです。マンツーマンで対応いたしますよ(*^_^*)

 
 今日はどのような感じで学習を始めかにあたって、写真の右側に座っているお二人それぞれの日本語の理解を確かめていました。



言葉の生まれ方・覚え方

 八尾学びの会 代表の前川さんから、言葉はどのように覚えますかと尋ねられたのでは、
私は、ジェスチャーで伝えるとか、口の開き方を教えると答えました。
 前川さんからは、このようなお話をされてました。
 ・学説的には10年程前までは、人は自然ものとして「やま」「かわ」と言う名詞から覚えていったそうです。
 ・しかし、10年程前からは「歩く」「取る」と言う動詞から覚えていったのではないかと言われているそうです。

 

 上記の学説のお話をしてから、写真の通り「行く」「来る」の動詞の意味の違いを、前川さんが身体を使って説明をしています。




 在日外国人の方に、日本という国・日本人を、
 どのような印象を持たれるか意識して取り組んでいる。


 「これは、私たち(八尾学びの会)に掛かっていると思っている。」と代表の前川さんは言いました。
 中間支援の立場である私からすると、在日外国人の方から見るとこの団体が日本の国・日本人の窓口・パイプ役です。
 パイプ役の想いとしての想いを聴かせていただき、日本語を教えるだけには留まらない役割を担っているという意識を
持っておられることを知りました。



 社会問題・地域課題としての在日外国人に日本語を教える現状 

 諸外国では、その国の言葉や生活風習などを国の施策として教えてる国もあるそうですが、

日本の場合は、国も都道府県の自治体、市町村の自治体が施策として活発に行われていないそうです。
取材先の八尾学びの会さんの見解です。


 在日外国人の方が自助努力として覚える現状と、教える側は市民が自らが有志で対応しているのが、日本の現状のようです。
 南本町のNPO法人トッカビさんや、北山本青少年会館では、以前から日本語教室をされておられますね。
 これも市民活動団体が行っている、もしくは協力している状況ですね。

 職場環境が良くない状況におかれている技能実習生が多い状況も社会問題になっていないかと代表の前川さん危惧しておられました。
 この日本語教室に来られている在日外国人の方は、たくさん来られている技能実習生のほんの一部の方しか参加されていないだろうとも仰っていました。



 在日外国人の方が、日本語を話す機会はあるのかな? 

 在日外国人の方は、技能実習生として日本で労働をされておられます。

 職場では、グループの中で誰かが日本語が分かれば、その方を通じてやり取りするため、グループの他の方は、あまり日本語を話す機会は少ないとお聴きました。

 また、毎回、この日本語教室に参加される方の連絡先は取っていないとのことでした。
 なぜなら、日本語が話せないので電話番号を聴いても意味がないとのことでした。

 言われてみれば、確かにね(+_+)



 日本語教室を開催する際の運営時の工夫 

 上記の続きになりますが、毎週日曜日10時~12時まで、曙川東小学校区校区集会所で日本語教室をしますと定例化することで、

どなたでも申込み不要で参加できるようにされておられます。参加しやすくなりますね(#^.^#)

 突然来られる方は、口コミで仲間から教えてもらった方もいらっしゃり、またポスターを見て来られたのかな?と
言う方もおられると思うのですが、やり取りがまだ難しい方もいますので、広報の状況がわからないのが現状だそうです。

 

 4月の予定を白板に書いて皆さんに見てもらっています。
 読める方、聴いて分かった方は、同じ参加者に母国語で伝えていました。



 日本語教室を開催する際に気を付けていること 

 上掲になりますが、少しでも学習しやすい環境を提供する工夫を行い、在日外国人の方が少しでも日本は良い国だと思ってもらえたらと
努力をされておられる面がありました。 在日外国人の方への信頼を得られるように努められておられます。

 運営者側が数少ない日本人と接する機会ですので、悪い印象を与えてしまわないように意識を高めておられました。
 そのため、コロナ禍で感染者数が増えていた頃は、感染をしてしまってはいけないと思い、開催を見合わせていた時期もありました。
 運営者側はボランティアで奉仕をしております。


 将来の展望 

 大阪教育大学生の様に、将来教師を目指している方に教える機会としてチャレンジされたい方がいれば、つながりたいと言われてました。

 チャレンジとは、日本語を知らない方に教えること、伝えることの難しさを体感され、伝えるために工夫することに取組みたい方を、求める人材として仰っていました。
 
 私も早口で話す方ですので、一所懸命伝えると、ついつい早口になります。
 相手にあわせて、ゆっくりと伝える配慮もいりますね。
教える方の力量がいると言われていました。

 マスク越しに発音を伝えるので、中々マスクを取って、口の動きを見せるのも、感染対策を考慮して、まだ難しいようですね。


 感染拡大防止への配慮もありますが、日本語の習得状況に応じて、
マンツーマンを基本に
お教えされておられました。



 活動の様子 

 参加者は4名でした。
 学びたい内容・習得していく内容が、みなさんそれぞれです。
 マンツーマンで分かれておられます。学んでいる様子は次の写真と文面をどうぞ。


言葉の読み方を学ぶ方。



  
ひらがなの書き方を学ぶ方。

 
ちゃんとひらがなを書けたので、花丸をもらいましたよ。
あとで、運営者の方からローマ字で示しながら、発音のコツや覚え方を教えておられましたよ。

個人の回想・・・
 幼稚園年長の頃、母親にひらがなとカタカタを教えてもらった記憶を思い出しました。5才の頃です。
 幼稚園は、みんなとお遊戯したりして楽しく遊びながら、学んでいく場でしたが、勉強は教える場ではなかったので、
家で母親が教えてくれました。勉強で親が教えてくれた数少ない思い出です。育てくれれ、おおきに。



 
 随筆の文面を読み意味を学びたい方。
 随筆の文面を読まれる方は、多様な考え方を知りたいと言う探究心と教養の領域でしたね。



 日本語って深い 


 随筆の文面の中で「押さえました。」と言う言葉がありました。

 これは「プッシュ」の意味の押さえるでは、「証拠を押さえる」と言う意味でした。
 私たちは日頃から前後の言葉から意味合いをすぐに理解できるのですが、外国の方は中々理解が難しいと思います。

 日本語は多様で奥深い中、私たちはすぐに理解が出来るというのは、すごいことだと改めて思いました。
 だからこそ、日本語を知らない方には、本当に相手に誤解を招かずに、伝えないといけないなと思いました。
 カタカナがわからないと言う声も聴きました。
 日本語は、ひらがなあり、カタカタあり、漢字ありと3種類の文字を多様に扱うもの珍しいですね。

 中々、覚えられないものですね。

 日本語を教えるのも、電子辞書で間違いのないことをお伝えするよう、心掛けておられます。



 社会問題・地域課題に取組む貴重な団体
 
 在日外国人の方が、日本語を続けて学んで行くことの大変さはあると、代表の前川さんは仰っておりました。
 ゆっくりやって行きながら、日常生活で日本語をお話する機会が増えて、色々な方々とコミュニケーションを
図る機会が増えることを願います。
 
 日本の素晴らしさも体験していただきながら、在日外国人の方から見た日本の課題を教えてもらえるような、
そんな関係性がお互い築き上げれば良いですね。

 課題が発生しないように未然防止を図る団体は多いのですが、発生している課題に取組む市民活動団体は意外に少ないのです。
 その中で、この団体は課題に直面され主体的に取り組まれております。
 第三者が寄附金等で応援する仕組みが出来ることを、今回の市民活動支援基金事業助成金を通じて一歩でも前進出来れば良いと思いました。
 
 すぐ
に思いつくことは、広報面での支援です。
 現在、大々的に広報し、多くの在日外国人の方が参加されても、今の体制では限界があるそうです。
 運営者側の参画者を増やすことも行わないといけないんです。
 運営課題の順序としては、一番に参画される人財について、二番目が資金調達についてです。
 三番目が広報の充実です。この順序で改善が図れば、良いですね。
 一度、運営者側の募集を広報するのも良いかもしれませんね。
 他のつどい登録団体さんも、運営者側の募集チラシを作成されておられますので、参考にしても良いかもしれません。

 今回は、貴重な機会に参加をさせていただき、ありがとうございました。



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