八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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未来を信じて使命感で26年走り続けた「FMちゃお」が、私たちに伝えたかったこと!

2024-04-03 17:04:17 | 取材記録(2021~2024年度)

こんにちは。
つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。

桜の花が咲く年度末、26年続くFMちゃおは終わりを迎えました。
3月31日20時を持って閉局。本当に残念です。
同日22時25分、送信機の電源をオフにされました。

 

月が変わり、放送免許が失効され、正式にFMちゃおは姿を消しました。
本当に残念です。



 信じ続ける大切さと信じるからこそ使命を持ち続けた 

 

以前、ご挨拶にお伺いした際に「今日が良くても悪くても関係なく、明日を信じて、未来を信じて、走り続けて来たんです。
だからテーマを「Believe」にしたんです。」と鈴木部長(下写真)が仰っていたことが、私の心に残っています。

 

3月31日の最終放送日は、「アリオ八尾」レッドコートから生放送されました。

私は夕方18時半から最後の1時間半を見届けさせていただきました。
放送中、鈴木部長からの想いが言葉にあらわれる中、「使命感だけで走り続けた。」と言う言葉が、私の心に一番響きました。

私も「社会や人々のお役に立ちたい」想いや使命を持って市民活動とその支援をさせていただきました。
私の場合は、途中で失速もし続けながらさせていただきました。

でもFMちゃおさんは、未来を信じて、本当に休むことなく走り続け、最後にゴールをされました。
だからこそ今日の閉局イベントのテーマを「Believe」にされたのだと思います。

悔いなく、やり切られたと思います。

本当に信じ続けて来たんですね。
信じ続けてたからそこ、使命を持って26年走り続けて来たんだと感じました。

これは、公益を生み出す市民活動にとって、とても大切なことを、最後に教えていただきました。




 鈴木部長のリクエストにより、八尾児童合唱団卒団生「ハミール」による「Believe」の合唱。素晴らしかった。



 使命を持って走り抜けられるのを見て、気付かされること 

 FMちゃおさんは、震災時や災害時にラジオで市民や被災者を支える放送局でもありました。

 FMコミュニティ局の使命です。

 
 
 1995年に阪神淡路大震災があり、市民活動とFMコミュニティ局の必要性が高まりました。
 八尾では日頃の情報発信と災害時を支える「FMちゃお」が1998年に開局し、
 同時期に市民活動団体と行政で話し合いの基、市民活動センターとして2004年に「つどい」が誕生しました。
 それぞれは、共に八尾に根を張らせていただいてました。



 

 今回のFMちゃおの閉局は、私にとって翼の片方が失われた気持ちです。

 さすがに今回だけは、本当に寂しさが出てきます。


 
 放送の最後は「乾杯!」とゴールを祝福して終わりたいと言うFMちゃおさんの意向があったので、涙を流さぬようになんとか耐えました。

 最後は舞台に立つFMちゃおのみなさんが涙した時は泣きそうになりました。

 以前お会いした時に、鈴木部長曰く【「笑っていいとも!」(2014年3月31日放送終了)の最終回の様にグランドフィナーレで皆でゴールを乾杯して終わりにしたい。】と仰っていました。
 今気付くと「ニュースステーション」(2004年3月26日放送終了)の最終回で司会の久米宏さんが、ビール瓶を栓抜きで栓を抜き、ビールをガラスコップに注ぎ、一気飲みして終わったシーンをイメージされていたのかもしれません。
 皆さんへ「やり切った!」を本当に伝えたかったんやと思います。みんなとゴールテープを切りたかったんやと思いました。




 命の大切さを伝えることが、残された私たちの使命ではないか 

 命の大切さを震災時・災害時に被災者や市民を支える役割だったFMコミュニティ局が八尾から姿を消しました。
 未来を信じて使命感で26年走り続けた「FMちゃお」が、私たちへ、後世に伝えたかったことはなんだったのか。
 その気付きをまとめます。

 チラシには「Believe」の後にサブタイトルで「みんなと新しいステージへ!」と書いていました。

 昨日は青森県で震度5弱の地震が発生。今日は午前から台湾東部沖でマグニチュード7を超える地震が発生。
 今年の元日には震度7を記録した能登半島地震が発生。未だ復旧が進んでいない現状があります。
 
 世界も日本も混沌とする時代、どう歩むか。
 
 天災がますます頻繁に起こる中、もし震災や災害が発生した際に、インターネット等で使用する
通信網が使えなくなった場合に、残るのはラジオでしか残されていないのではないでしょうか。
 被災者や市民を支える役割がある中で、ますます求められると思います。

 これもSNSの台頭、人材群の構築が出来なかったこと、音響機器の老朽化で閉局になってしまった今、
残念ながら、私たち一人ひとりが対策を講じて行うしかないと思います。自助・共助です。

 命の大切さを忘れるからそこ、天災が起こるのではないでしょうか。
 命の大切さを伝えて来たのも、FMちゃお・FMコミュニティ局であったと思います。
 命が一番大切であることを伝えることで、明るい未来になると信じて、その使命で26年走り続けたのではないでしょうか。

 
 これからは私たち一人ひとりが、一人でも多くの方に命の大切さを伝えることが、私たち市民活動とその支援をさせていただく身として、引き継ぐことではないでしょうか。

 命が一番大切であること、命を尊ぶことを引き継がせていただきます。

 これからは「FMちゃお」があった有難さに気付かせていただきながら、感謝を深めさせていただきます。
 26年間、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。



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